投資家に聞いた!お金持ちは、どんな情報に強いの?!

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写真は角田氏(HPより)

古今東西、「お金持ちになること」が多くの人の願望であることは間違いない。ところが、確実にお金持ちになれる方法などなく、宝くじを購入したりギャンブルに手を出すなど、日々一攫千金を夢見ている人も多い。

投資家、ビジネス書作家として活動をしている、角田和将(以下、角田氏)の近著、『「節約ゼロ」で毎月3万円貯まる! 貯金ドリル』(総合法令出版)は、お金を貯めるための思考や行動が整理された「お金に強くなる参考書」である。

実績としては、10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、「速読日本一が教える1日10分速読トレーニング(日本能率協会マネジメントセンター)」などがある。

■お金持ちは「お金の情報」に強い

――皆さまは、毎月いくらあれば暮らしていけるだろうか。お金について勉強したことがある人はどれくらいいるだろうか。明確に答えられる人は少ないのではないだろうか。

「多くの人がきちんと学んだことがないのが現実だと思います。ですが、勉強する時間は取れなくてもできることがひとつあります。それが、お金の流れを把握すること。自分が何にいくらお金を使っているのかを把握できればどうすれば増えるか、対策を練ることができるはずです。」(角田氏)

「お金に強くなりたいのなら、お金の流れを知り、現状を把握すること、それからどう行動すれば良いか、立ち止まって考えてみることが大切です。」(同)

――また、お金に強い人は現金以外のものに替えている。銀行に預金をしても利息はほとんどつかない。しかし、価値あるものに替えていくと、買ったとき以上のお金を手にできるチャンスが広がってくる。

「ふだん資産家の方とお会いすると、たいてい必要最低限の現金しか持ち歩いていません。また、貯金額が必ずしも多いわけでもありません。お金は持っているはずなのに、いったいどういうことなのでしょうか?多くの人はお金を稼ぐと使い、ある程度貯まったら、銀行に預けるかと思います。」(角田氏)

「しかし資産家は、意識してお金を使います。お金を資産価値のあるものにどんどん替えていくわけです。では、なぜわざわざ資産価値のあるものに替えるのでしょうか。それは、お金があるからではありません。『ちょっと先』を見据えているのです。」(同)

――目の前にある限定品の記念メダルを3万円で購入するとしよう。この時点ではマイナス3万円だが、価値が上がれば購入金額以上のリターンを得ることが可能だ。そのための情報収集なども必要になってくる。

■お金を資産に変える本当の意味

――資産があれば、お金が必要なときはこれらを現金化し、さらに価値の高いものに替えれば、手にする価値はますます高くなる。※実際には資産の種別によっては固定資産税などがかかってくるが本稿ではその議論は除外する。

「周りの人から見ると、お金を使っているように見えますが、実は、お金を貯めることになっているのです。お金持ちがやっていることは、まさにこれです。お金を価値あるものに替え、その資産価値が増えると、結果的にはお金をたくさん持っている状態となります。お金に替わる価値あるものは何かを探すことです。未来への危機を感じている人ほど、お金を資産に替えています。」(角田氏)

――お金の情報に強くなりたいと思う人には参考になることだろう。

尾藤克之
コラムニスト

<3月3日正午に締め切ります>

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