4月解散や7月同日選挙はない。やるなら改憲発議だ

2017年03月08日 06:00

首相官邸サイトより(編集部)

日経電子版インターネット意見投票「クイックVote」で安倍内閣の支持率が急落しているとの報道があった。

参議院予算員会での目下の安倍総理の答弁ぶりを見ている限り、そうだろうなと思わざるを得ないのだが、ここに来て安倍総理のアキレス腱が露呈したということだろう。人は自分が最も得意としているところで躓くことがある、という典型例になりそうである。

森友学園問題が、今度は加計学園にまで飛び火したようである。

支持率が多少下がったくらいでは自民党はビクともしないだろうが、20%も下がってしまえば、誰でもこれは大変ということになる。お尻がムズムズし始めた人が多いだろうと思う。

産経が4月解散説を流し始めた。しかし、今解散して自民党がそこそこの議席を獲得したとしても、それで現在の危機がなくなる訳ではない。

今解散を選べば、安倍さんは逃げた、ということになる。
何から逃げたのかと問えば、大方の国民は、安倍さんは森友学園の問題から逃げたのだろうと答えるようになる。

森友学園問題について何のけじめもついていない今の段階での解散には、何の意味もない。
益々国民の不信の念が募るだけだ、と言っていいだろう。

小池さんの台頭を防ぐために7月の都議会議員選挙に合せて衆議院の解散をぶつけてみては如何か、などという奇策も浮上している、などという噂も出てきているが、7月に都議会議員選挙と衆議院選挙の同日選挙を仕掛けても、決して安倍内閣や自民党に迫ってきている現在の危機の解消策にはならない。

まあ、何の役にも立たないようなことは、すっぱり諦められたら如何だろうか。

参議院でいくら大きな騒ぎになっても予算の成立には何の支障もないが、しかし、既に潮目は変わっている。安倍さんの起死回生の一発は、解散ではなく、憲法改正の発議ぐらいだろう、というのが私の現時点での見立てである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年3月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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