『ねほりんぱほりん』シーズン2への期待と不安

2017年03月23日 06:00
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Eテレの人気番組『ねほりんぱほりん』がいったん終了した。「いったん」と書いたのは、シーズン2が始まる件が、最終回で予告され。今、はやりのシーズン制というわけか。いや、毎週楽しみにしていた番組だけに、続くのは嬉しい。

なんというか、10代の、深夜番組に夢中だった頃を思い出すような番組だった。Eテレでこれをやるのかというすれすれ感(って、Eテレは今やそういうチャンネルであり、評価できるのだけど)。人形劇で、際どい人にとことん斬り込んでいく、そして時に笑い、時に涙する展開。番組の最後に流れる「ニンゲンって面白い」というテロップに毎週、激しく同意するのであった。

シーズン1最終回も、ゴーストライターにパリピ、さらには過去に登場したナンパ師、偽キラキラ女子と、てんこ盛りの内容だった。個人的には、物書き業界にいる身としては、ゴーストライターというか、ブックライターというか、構成作家ってもっと羽振りがいい人いるよなあとか思ったり。これはこれで、忙しい人、文章を書く能力はないが独自の価値観や能力、経験がある人の声を伝える大事な仕事だから、もっと誇りをもっていいのにと思ったり。パリピには、かつての自分の姿を重ねてみたり。なんというか、実はコミュニケーションが苦手だからこういう祭りのような盛り上がりを大事にするんだよねと思ったり。ナンパ師、偽キラキラ女子の変化も、興味深かった。

ファンとしてはシーズン2が待っているのは嬉しい。ただ、わずかな不安もある。だんだん無難になっていってもなあと思ったり。まあ、最終回でもリクエストが多数紹介されたが、まだまだ斬り込むべき人はいるのでネタはつきないと思うのだが。

番組の性質が違うといえばそれまでだが、テレビというか既存メディアの可能性を感じさせる番組だった。こういう大人の、手間暇かけた、知的な悪ノリって面白いし、私はこういうのは好きだと思った次第だ。

というわけで、様々な分野の仕事をしている私だけど、面白いことをやろうと思った次第だ。



新しい本は、ある意味、労働×ロックというか。

そして、今度の院内集会はライブ。

今やっている連載も、4月から始まる連載も、知的な悪ノリを目指しますかね。

さ、4月からは何を見ようかな。そもそも、テレビは録画でしか見ないのだよな。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年3月23日の記事を転載させていただきました(アイキャッチ画像はNHKサイトより引用)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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