男は夢を語り女は現実を見る!この思考の違いは何か?

2017年03月30日 06:00

写真は高草木氏(羽鳥慎一モーニングショー/テレビ朝日)

「夫婦なのに夫婦じゃないような気がする」「夫(妻)の気持ちがわからない」「些細なことでケンカになってしまう」「もっとお互いを理解し合いたい」。なぜ夫婦はこうも相容れないものなのか。

なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』の著者であり、夫婦問題カウンセラーとして活動する、高草木/陽光(以下、高草木氏)は、夫婦関係の問題はコミュニケーション不足にあると主張する。

■男性と女性の思考の違いを知る

本書で、高草木氏は男性の思考について次のように分析している。「男性の夢は”仕事”と”お金“に関することが中心です。やはり、仕事で成功を収めることが、男性にとっての『生きる目的』であり『夢』なのでしょう」。

女性の思考については次のように分析している。「理想的な人生の伴侶を得ることです。童話のなかにでてくるような白馬に乗った王子様と運命的な出会いをして恋に落ち、そして結婚をし、愛する人の子どもを産み、お城のような家に住みながら、夫に愛されつづけて一生仲良く暮らしていけることが女性の夢の『基本』です」。

男性と女性では「感じ方」や「求めていること」がまったく異なる。そこを理解せずに夫婦関係は上手くはいかない。夫婦関係の問題はコミュニケーション不足にあるという点について、私になりに解説をしたい。例えば次のようなケースはいかがだろうか。男性が京都旅行に行ったとして、それについて話すと次のような感じになるだろう。

「東京10時発の新幹線に乗って、京都へ12時に着いた。昼食を食べて、金閣寺に行って時間が余ったので銀閣寺まで足を延ばした。17時の新幹線で東京に向かった」。

会話ではない。これは単なる事象の報告にすぎない。では、女性だとどのようになるのか。

「10時出発の新幹線だったので早起きしなければならなかったけれど、久々の旅でワクワクして目がさえちゃって、なかなか眠れませんでした。金閣寺に行って、紅葉を見ながら散歩しました。すごくきれいだったので、たくさん写真撮っちゃいました。お昼には精進料理食べたんですけど野菜がおいしかったです」。

大きな違いは論理的か感情的かである。女性からみたら男性の話は、「へえー。だから?」という感じになる。端的にいえばツマラナイ。しかし、男性は論理的なので、そこに至る筋道や結論、理由、答えを話の中に求めることが多い。

女性は感情が優先する。脈絡はないが感情が込められている。どちらも良し悪しはないが、夫婦であることを考えれば、感情的な会話のほうが相手の心に響きやすい。結婚前であれば、男性は感情的な会話をしていたはずである。愛情いっぱいの「共感力」「表現力」に富んだ会話をしていたはずである。そうでなければ結婚にはいたらないものだ。

しかし、結婚して時間が経過することで、感情的な会話から論理的な会話に変化してしまう。男性もいまさら相手に対して感情的な会話などできない。感情に寄り添うことや感情を表現することなんて面倒だと思う。夫婦のギャップは拡大する一方である。

■男性は夢をみて女性は現実をみる

それでは、男性と女性の違いについて視点を変えてみたい。女性にとっても夢を語る男性は、とてもステキに見えるはずだ。ところが、結婚、出産、育児など、長い目で考えると、夢だけでは付き合えないと思ってくる。

実は、女性には語るだけでは響かない。夢を追うことは構わないが具体的な姿に魅力を感じるのだろう。「オレは将来、ビッグになって億万長者になる」と夢を語っても、いまがニートではビッグになって億万長者になることは難しい。夢を語りつつも実現するための具体性がないと女性には響かない。

一方で、女性にも変わらない要点がある。いくつになっても「王子様」を追い求める生き物である。言い換えれば、「お姫様願望」を捨てきれない。いつまでも特別扱いしてほしいし、大切に扱われたいと思うのである。

本書は夫婦関係の問題について、わかりやすくケースが紹介されている。多くのケースを理解することで、夫婦関係の問題を解決する正しい道筋を見つけられるかもしれない。

参考書籍
なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』(左右社)

尾藤克之
コラムニスト

<アゴラ研究所からお知らせ>
―日本最先端の上級者向け出版メソッドが学べます―

アゴラ出版道場、第2回は5月6日(土)に開講します(隔週土曜、全4回講義)。「今年こそ出版したい」という貴方の挑戦をお待ちしています。詳しくはこちら!

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

関連記事

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑