ハフィントンポスト×朝日新聞は、SNSをなめない方がいい

2017年04月15日 06:00

朝日新聞系ウエブメディアのハフィントンポスト日本版(以下ハフポ)が、2月から「Ladies be open」という「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会を」プロジェクトを始めたそうだ。さらに、4月6日にはハフポ×朝日新聞メデイアラボ等の主催で、「もっと話そう女性のカラダ!仕事とカラダのいい関係」なるイベントを開催したらしく、私もその感想をオープンに指摘してみた。「生理の回数は50年前と比べて9倍」という内容について、医学的な疑問を持ったからである。

早速4月13日に、ハフポ公式ツイッターで本件の回答があった。「会場で紹介された資料を読み間違え」たそうで、「当該ツイートを削除」して「おわび」とある。要するに、「イベントの内容は問題なかった。ツイッターの担当者による単純ミスで、間違った情報を発信してしまったんですよ。」と、主張したいらしい。

現在、「ユナイテッド航空の乗客引きずり出し事件」に見るように、SNSによる情報拡散スピードは速い。数百人が集まるようなイベントならば、内容をSNSに挙げる参加者は多い。私は、同イベントに関する資料をみつけた。

1947年:平均出産数4.54人 平均月経回数50回」というものである。

私なりに計算してみた。1947年の月経期間を16~48才の32年間と推定する。出生率(女性が一生に産む子供の平均数)を4.54。妊娠中~授乳中は生理が止まるので、1出産あたりの休止期間を2年間と推定する。

1947年の月経回数=12×(32-4.54×2)=275.04

となり、50回には遠すぎるのだ

やはり、ハフポ×朝日のイベントそのものでも、医学的に誤ったデータを発信していたらしい。誰の指示だがわからないが、イベント内容をオープンにせず、ツイッター発信者のミスとして事を収めようとするあたり、「…be open」というよりも「秘書のミスで…」と不祥事をごまかす政治家みたい…と思ってしまう、ハフポの対応であった。

写真はハフポ公式ツイッター、および@jasminjoyツイッターより

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筒井 冨美
フリーランス麻酔科医、医学博士

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