消防団員がうどん食っちゃダメ?運転手が水を飲んじゃダメ?

2017年05月02日 06:00

愛知県一宮市で消防団員が消防車両をうどん屋さんの駐車場に停めて食事をしていたらそれを見た人から「おかしいじゃないか」と消防本部にクレームが入って謝罪するという事態になったそうです。

批判された消防団の団長は「次の予定があり、このタイミングで昼食を摂るしかなかった」と説明をした上で謝罪したということです。

これを先週28日(金)に日本テレビ系列の情報番組「スッキリ!!」が扱い、司会者の加藤浩次さんは逆にこのクレームそのものに異論を唱えました。

「実際に(火事の)現場があるのに、現場に向かっている最中に、うどん食ったわけじゃないですから」
「サボって行ってるわけでもなんでもないから」

消防団員が食事をすることがそんなに悪いの?との論は本当にそのとおりです。

大体、消防「職員」と消防「団員」の区別がつかない人も多いのではないでしょうか。
消防団員は火災現場などにも行かなければならず危険を伴うので一応は非常勤特別職の地方公務員に位置づけられていますけれども、基本的にはボランティアといって差し支えありません。

消防団員は日夜に訓練をしながら災害に備え、例えば消防職員は別の火災が発生したらすぐにその現場に行かなければならないので、彼らが鎮火後の現場の最終点検をしたりその後の片付けをしたりと地域で活動してくれている地域の人の集まりです。

昼夜に違わずいざ火事などが起きたらすぐに駆けつけるという本当に地域に根差した基本的に地域の人が引き受けてくれているボランティア活動なわけです。
こうした人たちのおかげで地域社会は成り立っているわけで、今回のような件で謝る必要はありません。

以前のネットニュースでは、電車の運転士が水を飲んでいたことがこれまたクレームがついたというものも見たことがあります。

数年前には熱中症で運転士が倒れたという事件も発生していますが、運転しながら水をラッパ飲みしているのであれば問題でしょうが駅に停車中にさっと水分を補給することなどは運転技術の一つでしょう。
何でもかんでもクレームをつければよいものではありません。

こうしたことは堂々とやっていただいて、また簡単には謝らないで欲しいと思いますが、読者の皆さまはいかがでしょうか。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年5月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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