朝日新聞「フェイクニュース」記事。大変、素晴らしい!!!

2017年05月03日 06:00

4月29日(土)の朝日新聞の不定期連載の特集「みる・きく・はなす」はいま」で「フェイクが社会のみ込む」という記事を取り上げていました。

「トランプをホワイトハウスに入れた男」とメディアで報じられたポール・ホーナー氏にインタビューを行い、「なぜフェイクニュースができるのか」「なぜ拡散されていくのか」そしてその結果、事実がゆがんでいく社会を分析していて勉強になりました。

フェイクニュース(Fake news)とはいわゆる「でっち上げ・嘘っぱち・捏造」の記事のことで、私も過去に週刊現代で似たような被害に遭いましたが、去年のアメリカ大統領選ではこのようなニュースがかなり氾濫しました。

フェイクニュースを作った一人がこのポール・ホーナー氏で、彼の代表的なでっち上げニュースは
「3500ドルを支払われ、トランプの集会で抗議した 反トランプ派が暴露」(注:フェイクニュースです)
という見出しで、トランプ氏の集会をぶち壊すためにクリントン陣営が日本円で約35万円で人を送り込んだという記事でした。

その他、大統領選関連では
「ローマ法王がトランプ支持を表明。世界に衝撃」
「クリントン氏が過激派組織イスラム国『IS』に武器売却」
などの幾つものフェイクニュースが出回りました。

ホーナー氏は先ほどの記事をフェイクだと認めていますが
「俺はトランプが嫌いだ。後押しするつもりはなかった」
と答えており、フェイクニュースを配信した動機については
「トランプの言葉をうのみにする人も批判するメディアも、自分たちの信じたいことのみを受け入れ、伝えている。何が真実なのか、みんなに突き詰めてほしかった」
と述べています。

彼の行いについては是非があるでしょうが、非常に重要な問題提起をしています。
近年のインターネットの発達で有象無象の情報が溢れていることと同時に、マスメディアの信頼低下の問題があります。
偏向報道と言われるようにメディア自身が伝えたい論調に沿った事実関係ばかりを集めて報じ、果てはメディア自身がフェイクニュースを作ってしまうことさえあります。
朝日新聞の「慰安婦誤報」は最たるものでしょう。

フェイクニュースにどう対応すべきでしょうか。
嘘か本当か確かめようにも全て自分で検証するには無理がありますので、私自身は「本当か?」と疑問を持ったものはすぐに鵜呑みにせず時間的に耐えられるかをチェックするようにしています。
本当かウソかは後に段々と分かってくるということで、これはメディアが報じたものでも同様です。

今回の朝日新聞の特集では「先入観や願望で自分にとって都合のいい情報ばかりを見て信じること」についての分析もしており、こうした点も戒めていかなければいけないでしょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年5月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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