韓国大統領選、今度こそ、約束を守る国になるか…な?

2017年05月11日 09:30

昨日9日に韓国大統領選挙の投開票が行われ、事前の予想通り、革新系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏がかなりの大差で当選しました。

■韓国大統領選挙の開票結果(敬称略)

候補者名
票数
文在寅(ムン・ジェイン) 13,423,800票
洪準杓(ホン・ジュンピョ) 7,852,849票
安哲秀(アン・チョルス) 6,998,342票

 

今回の大統領選は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免に端を発し、以降の約2ヶ月間も大統領不在でしたので、本日10日に就任しすぐ執務に入りました。

日本にとっても少なからず影響がありますが、今後、韓国はどうなっていくのでしょうか。

選挙戦の世論調査では韓国有権者の一番の関心は「経済や雇用」でしたが、テレビ討論などでは”北朝鮮への対応”についてかなりの時間が割かれました。

選挙期間中にも北朝鮮がミサイルを発射したりアメリカが軍事圧力を強めたりしましたので致し方ないところですし、日本にとっては国内の雇用問題よりも北朝鮮にきちんと対応してほしいというのが正直なところです。

当選した文氏はアメリカが配備したTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル、Terminal High Altitude Area Defense missile、サードミサイル)について「選挙戦後の次期政権が決めることだ」と発言、見直しや撤去を求める事もあり得ます。
また南北(韓国・北朝鮮)融和路線時代につくった両国共同の経済特区「開城(ケソン)工業団地」も再開すると言っています。
さらに「最初に訪れるのは北朝鮮・平壌だ」とも発言していましたから、これまで国際社会、とりわけ日米韓が北朝鮮に圧力を掛けてきた路線は絶望的です。

肝心の日本に関しては、平成27(2015)年の慰安婦問題日韓合意はどの候補も「見直し」として、争点にすらなりませんでした。
韓国は今までも日本との約束を違えてきましたが、今回も守る気はさらさらないようです。

慰安婦合意はアメリカも歓迎していましたので日米でともに強く求めたいところですが、しかし実はそのアメリカもトランプ大統領が就任後に負担を約束していたTHAADミサイル配備費について韓国に応分負担を求めています。

外交というのは”約束守らない人たちを相手にするもの”と言えます。
日本政府・安倍政権は日本の国益を考えて”顔でニコニコ、言葉で融和”としつつ、ハラの中と行動は厳しく行かなければなりません。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年5月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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