通常国会が閉会「会期延長を」と言う野党の本音はコレ!

2017年06月20日 06:00

通常国会が閉会しました。
今国会は1月から約半年にわたって開かれましたが最後はドタバタでした。
政府が何としても成立させたかったいわゆる「共謀罪」の審議は、通常は委員会で審議して採決その後に本会議、という順番ですが今回は委員会の審議を途中で止めて採決せず(中間報告)いきなり本会議で採決という形を取りました。

法案の中身については検討段階でブログを書きましたが、この終わり方は後味が悪い形です。
1/12ブログ「国会で審議予定の「共謀罪」って何だ?きょうぼう?」
http://nakada.net/blog/8171

採決を急いだのは今週23日から東京都議会議員選挙が行われるからでしょう。
共謀罪を廃案に追い込みたい野党側によってなかなか採決できずに国会を延長すれば、都議選も重なりながらさらに加計学園問題もやり続けるという与野党の攻防があったからです。

加計学園の獣医学部新設問題もすでにブログにしましたが、新設の良し悪しが本質なのに、テレビや新聞、そして国会での議論は「安倍晋三・総理が指示したのか」「関わっていたのか」「内閣府と文科省の文書のどちらがウソなのか」などに終始して、その説明も「指示していません」「文書は偽物です」という応酬になってしまい、そちらにばかり関心が行ってしまいました。

5/31ブログ「【加計学園グループ】岡山理科大・客員教授の中田宏が考える、コトの本質」
http://nakada.net/blog/9676

ここから先は有権者の判断です。
事の本質の良し悪しとは関係なく「説明がなってない」「信用できない」ので安倍内閣・自民党・与党は×という判断なのか。

それとも内容の是非ではなく何でもとにかく総理との関係を追求して攻めるだけ攻めていく民進党や野党は×なのか。

ここはもう有権者の判断で、当然、都議選にも大きく影響するでしょう。

実際、週末の各メディアの世論調査では内閣支持率は急速にダウン、10%近く落ちています。
一部では不支持がついに支持を上回っているものさえあります。

また加計学園問題について聞き方は各社で違いますが「説明が十分ではない」というネガティブな意見が8割前後ですから政府与党にとってはかなりのダメージです。

一方、野党側は「もっと議論すべき」「延長してでもやるべき」「国会の閉会中審査も考えるべき」と主張していましたが、本音は違うところにあって「やっと終わったよ」「しめしめ。ダメージを与えられて良い終わり方だった」と思っているところでしょう。

※閉会中審査(衆議院Webサイトより)
国会は、会期が終了すると閉会になりますが、各議院の常任委員会と特別委員会は、その議院の議決があれば閉会中でも審査を行うことができます。この議決によって、各議院の委員会は、閉会中も会議を開いたり、委員を各地に派遣したりして、審査または調査を行っています。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年6月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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