思っていた以上に自民党の候補者には大変な選挙のようだ

本日早くも「ラストサンデー」。悲喜こもごもの選挙は続く(編集部)

通行人の誰からも相手にされず、吐き捨てるように罵声を浴びせかける女性までいた。

候補者本人も応援弁士もそれなりに立派な演説をしているのだが、誰からも振り返ってもらえない。
まあ気の毒な、と思うような場面に遭遇してしまった。

どなたと名指しするのは止めておくが、候補者も応援弁士もそれなりの人である。
通行人が誰も足を止めず、そそくさと前を通り過ぎるのだから、まず個の候補者は浮動票を取り込むことは出来ない。

瞬間の光景でしかないが、土曜日の夕刻の人通りのある場所でこんな状況だから、この度の都議会議員選挙で自民党の候補者が苦戦することは必至だと言わざるを得ない。

5、60メートル離れた駅のロータリーのところで都民ファーストの候補者の街頭演説が30分後ぐらいにあったが、小池さんが登場するとさすがにグッと締まる。

小池さん目当てに街頭演説を聞きにきたり、立ち止まって小池さんの話に耳を傾ける人がそれなりに多いから、そういう人は多分都民ファーストの候補者に投票するのだろうと思う。

何人かの候補者の街頭演説を聞いて回ったが、ほぼ完成品の人もいれば、まだまだ修行が必要な人もいるな、という印象だった。

単なるスローガンを繰り返すだけの人がいた、というのには少々びっくりしたが、小池政治塾出身と言っても選挙の本番に臨むのはまだ早いんじゃないか、と思う人もいたことだけは記録に残しておきたい。

さすがに小池さんの応援演説は聞かせる。

小池さんの応援演説だけ聞いていると、候補者が如何に都議会議員としての適性を持っているか、どなたでも納得されるはずだ。

小池さんの話が仲人口に終わらないように、候補者の方々はもっと自分自身を磨かれた方がいい。

まだ、時間はある。
最終日まで、ガンバレ。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年6月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。