世界史的なEPA合意など安倍訪欧の成果は上々なのに報道されず

2017年07月11日 11:30

安倍首相の外遊について成果を低く見る向きもあるが、EPAの締結は、世界における自由貿易退潮を止めるホームランである。それをG20にぶつけるかたちで発表できたのであるから、世界史的な快挙だ。

日英首脳会談(首相官邸サイトより:編集部)

ヨーロッパの報道でも大々的に取り上げられている。フランスのテレビでは「自由貿易反対派は不意を突かれてこの重大は協定の合意に慌てている」と言っているし、アメリカのマスコミはこれで世界貿易でアメリカが不利になると大騒ぎだ。

日本のマスコミがしっかり報道しないのはいろいろ理由があるが、ロンドンを中心にヨーロッパを見ている歪みも原因だ。各社とも欧州総局をパリかブリュッセルに移すべきだ。

北朝鮮について劇的な展開はないが、そんな簡単なものでないのだから、G20の声明に盛り込まれなかったからといって騒ぐほどのことでない。

日ロ首脳会談(首相官邸サイトより:編集部)

各国首脳とのバイの会談もロシアやトルコのテレビでも大きく取り上げられていた。日本のテレビは本当に安倍首相と外国首脳の会談を報道することを意図的に避けているとしか思えない。トランプとは日米韓だけでなく日米で単独対談をしっかり時間を掛けてできたのは、トランプとマルチの会議のたびに会うといち早く約束しておいた成果だ。オバマにならスルーされかねないところだった。

日米首脳会談(首相官邸サイトより:編集部)

それから、安倍訪欧とは関係ないが、沖ノ島の世界遺産指定が宗像神社なども含めた一体としての指定に逆転して成功したのは外交的成功。うまく行かなかったときだけ外務省を責めて、うまくいったときは誉めないのはおかしいだろう。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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