都民ファ取材規制は必然か?所属議員は情報漏洩に留意

2017年07月18日 06:00

画像は朝日新聞デジタルより引用

都議会議員選挙が終了して早くも2週間が経過した。しかし、2週間経過したいまも、余波が残っているようだ。ここ数日をみても、アゴラの記事には未だに注目が集まっている。今回は、アゴラ編集長でもある新田さん、元自民党国会議員(法務大臣政務官)であり、弁護士の早川さんの記事なども紹介しておきたい。

組織のルールは遵守

私の紹介で大変僭越ながら、早川さんは、現職ではないことから、簡単にプロフィールを紹介しておきたい。早川さんは、東大在学中に司法試験に合格し法曹への道を歩む。まさに順風満帆のエリート人生である。ところが、一念発起し政界へと転身する。しかし初当選するまではご苦労をされたかも知れない。

第43回衆院選(2003)に当選するまで、3回の国政選挙落選を経験する。第44回衆院選(2005)再選。第45回衆院選(2009)落選。この選挙は、民主党が政権交代を実現した選挙だが、自民党は埼玉県15選挙区全てで議席を獲得できなかった。第46回衆院選(2012)は後進に譲る。この選挙で当選したのが話題の、豊田真由子氏になる。

まず、新田さんの記事にもあるように、都民ファーストの会が取材規制をしていることは十分に考えられる。これらの指示が、小池前代表によるものか、野田代表によるものかはわからない。しかし、いずれにしても、党代表には、党運営に関する意思決定の権限を与えられているということになる。

そして次のように考えるはずだ。まずは、小池前代表の考えを汲みながら組織の引締めをおこなう。組織を引締めることで反発も予想されるが、そんなものは想定内である。重要な点は権限委譲されていることにある。現状では党代表の意向は、都民ファーストの会における決定事項になる。所属議員は遵守することになる。

政治にしろ、会社にしろ、組織に属する以上は組織のルールを守らなければいけない。批判や文句を言う人は出て行かなければいけない。目をつけられれば、「イヤなら結構」「どうぞ、出て行ってください」と言われるのがおちだ。このようなことは世の中にたくさんある。だから余計なことはせずに、動かないほうが賢明だろう。

情報の取扱いは留意

もし、あなたが組織のリーダーになったら最初に何をするだろうか。リスクを洗い出して影響を最小化したい人もいるだろう。選挙以降、都民ファーストの会は対外的に情報を公表していない(7/18早朝現在)。HPも当選以降(7/3)の更新は見られないが、メディアがここまでネタを取上げることも興味深い。それだけ高い関心があるのだろう。

ニュースに流れるということは漏洩者がいる可能性を否定できない。本人にそのつもりがなくても、情報が流布(飲み屋でお喋りを聞かれたり録音されたとしても)すれば一人歩きするもの。選挙が終わって、発信したい人が多いことは容易に推測できる。しかし、組織として公表していないのに、外部に漏らすことはリスクになりかねない。

さて、早川さんが正しく鳥瞰しているなら、記事には何らかの意図があるのだろうと考えてしまう。「無理に自分の身の丈を縮めたり息を潜めたりするのは健康に良くない」と仰るが、時期尚早ではないかとも思う。過去には、将来の総理候補NO1と言われながら、飛び出して上手くいかなくなったり、スポイルされているケースなどたくさんある。

若い人には、無限の可能性と力があるだろう。しかし、タイミングを逸すれば失敗する。できることなら失敗はしないほうがいい。正しく鳥瞰することが必要になる。おときた議員などに対する取材規制などはやむを得ないところか。いまは表に出ないほうがいいだろう。むしろ、代表を支えるくらいの強かさを見たいものである。

参考書籍
蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた? 』(ワニブックスPLUS新書)

尾藤克之
コラムニスト

<参考記事>
都民Fの議員“口封じ”、野田数の統制が田舎臭すぎる
うん?音喜多さんの『口封じ』は拙いぞ
音喜多さんたちへアドバイス。器が窮屈だと思ったら…

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