経産省・経団連はプレ金を、厚労省はゆう活を総括せよ

2017年07月20日 11:30

ヤフトピにナイスな記事が掲載されていた。

プレ金、いったん総括を=日商会頭(時事通信) – Yahoo!ニュース 

もうタイトルそのままで、数行の記事だったが、全面的に肯定する。もちろん、日商なりの官庁や他の経済団体に対するプロレス的アピールの匂いは感じる。ただ、これは極めてまっとうな意見だろう。

プレ金(笑)。私はこのムーブメントに対して、一貫して面白がり、批判してきた。

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日商会長は、猖獗した時代に、強固な反逆の狼煙をあげたのだ。あっぱれ!

要するに、徹頭徹尾、筋が悪かったのではないか、と。消費目的なのか、長時間労働是正なのかという中途半端感。みんな、お金も時間も、あるのか、と。仕事の絶対量を見直さないと意味がないよね、と。そして、なんで月末の金曜日なのか。ドリカムが「決戦は金曜日」と連呼していたが、同じ金曜日でも月末は忙しいのだ。

この手の話は、「ムーブメントをつくりましょう」的な話になるのだが、筋が悪すぎた。最初から、いじられキャラだった。さすがの経産省、経団連クオリティである。悪い意味で、だ。

このように、経産省の悪口を言うと霞が関系には受けるというのが、最近、学んだことだが、いつも経産省に領空侵犯されている厚労省も、「ゆう活」の反省をそろそろするべきだ。

いや、私はこのように人の失敗を面白がる人だと思われているようで。実際、私に会った人たちは、澄み渡る心に胸をうたれる人も多数なのだが。別に私は鬼の首をとったようなことを言いたいわけではなく、このように我々の血税をつかったキャンペーンは、何が駄目だったのかということを検証しないと、まったく意味がないものになってしまう。いかにも上手くいっている風のアピールではなく、なぜ上手くいかなかったのかを検証するなら、まだ血税を使われてしまった意味もあるというものだ。


このような、「働き方改革」関連の欺瞞については、私は春に出したこの本や、このブログで警鐘を乱打してきた。国民の悲鳴が、経産省、経団連、厚労省のエリートたちには響かないのか。


国民の怒りの聴力テストを兼ねて、このOUTRAGEの今週末のイベントPVでも見てなさい。

昨日も『週刊東洋経済』主催の「残業と日本人」というイベントで吠えてきたが、国民は働き方改革なるものの、「上滑り感」に疑問を抱いている。国をあげた最大のチャレンジというのなら、成功させるためにも、まずはプレ金(笑)、ゆう活(笑)なる欺瞞に満ちた愚策を総括、自己批判するべきではないか。

エリートたちの妥協、屈服を糾弾し、まともな働き方を手に入れるために、このエントリーを読んでいる怒れるすべての労働者・学生・市民は起ち上がるのだ。

そうそう、おい、小池百合子、都民ファーストの会、そして都庁の公僕諸君、「時差BIZ」を二の舞いにするなよ。都ファって、ファーストじゃなくて、far(都民から遠い)に見える、今日このごろだ。私の怒りは止まらない。今日も怒りと愛を胸に仕事と育児に励むのだ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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