マスコミ不信の受け皿 ⁈ アゴラテレビの構想を夢から目標に

2017年07月25日 06:00

閉会中審査でマスコミもネットも盛り上がった、きのう(7月24日)は、個人的にもいろいろな驚きがあった。最初のサプライズは、お昼にしたツイートへの反応。先週の蓮舫氏の記者会見以降、私のアカウントは割とアクティブフェーズになっているとはいえ、リツイートが4桁にも達するとは思わなかった。

前川氏を筆頭とする“霞が関の反乱”については、池田信夫八幡和郎さんの記事を参照いただくとして、私としてはこの加計学園問題、都議選、そして蓮舫氏の国籍問題を巡るマスコミ(特にテレビ)の報道ぶりに不信感が盛り上がっていることを日に日に強く実感する。

加えてこの日曜の仙台市長選。山本一郎氏も指摘するようにメディア視点で見れば、ネット上のカウンター情報に触れたネット世代と伝統メディアへの接触が主体の世代との間で投票行動が分かれ、数の上で勝る後者の意向を反映した選挙結果になった。これにアゴラファンのネットユーザーがまたストレスを溜めている雰囲気にあって、私が「アゴラでテレビ局つくりたい!誰か投資家、スポンサーいないかな」と、長年の夢をノリ(半分冗談、半分本気)でツイートしたところ、予想外なことがおきた。

新たなメディアを期待する確かな「草の根」の声

これまでの政治的発言などから、“スポンサー候補”として高須クリニックの高須院長らのお名前を挙げるような声も散見されたが、私がまたしても驚いたのは、「少額でも僕ら出します」「クラウドファンディングやりましょう」と仰っていただく人が少なからずいたことだった。

もちろん、地上波ではなくても新たにテレビ局を作るとなると、1億やそこらで済む話ではなくなってくる(BSトゥエルビ開局時で、三井物産が資本金と資本準備金としてそれぞれ7.5億円を拠出)。DHCテレビジョンのようにネットを主体にした発信局であっても、1億近い資本金が必要なようなので、現実的な目標としてローカル局の番組制作を見据えてみる。しかしそれでも1クール500万程度が相場と聞いている。

そうしたテレビ進出の夢を実現する上では、当然、スポンサーが必要なことは自明の理だが、なによりも、コアの視聴者になりうる「見込み客」がいるかどうかが一番重要だ。その点、きのうお寄せいただいた「草の根」の声が確かにあることには心強く感じた。

だから、もし「アゴラテレビ」をローカル局でもBSでもCSでも実現する際には、クラウドファンディングなどで一般のファンからの資金調達はやってみたいと思う。それによって、アゴラファンの視聴者も作り手として参画いただける仕組みにしたい。

懐かしき2014年都知事選直前の「言論アリーナ」(新田、宇佐美君と池田はこの時が初対面)。また本格的なスタジオで収録してみたい。

極左化した世代の退場待ちから、小さな布石を打つ攻めへ

バイアスの強い左傾化が著しく、割と中庸なネット民にも不信感を募らせている既存メディアの現状にあって、アメリカのFOXニュースのような現実的な保守ポジションがガラ空きで、必ず「市場」はあるのだと確信する。きのうレスをくれたネットユーザーの一人が「上の世代の退場を待っていては日本が手遅れになる」と危機感を募らせていたが、たしかに、ネット世代が新聞やテレビで上層部になったとしても、悪しき伝統を引き継ぐだけで変わらない可能性もある。

だから、メディア業界では、極めてマイナーで弱小な存在であっても、ゲリラ的にでも攻めに転じて将来の「布石」を小さくても打っておくほうがいいのではないかと思うようになった。

そう遠くない将来、皆さんのニーズにお応えし、なんとかしなければと、夢から使命感に変わった瞬間となった。

……と、まあ、それっぽくかっこ良く書いてきたものの、たかだか新聞記者あがりに過ぎない私など、今は個人会社も回しているとはいえ、経営者としての絶対的な経験値は不足している。ドラクエでいえば呪文もまだ唱えられない経営者としてはど底辺のレベル。アゴラ研究所も編集部ですら数人体制で、資本的にも人的にもそうしたリソースはからっきしなのが実情だ。皆さんの潜在的な期待にまったく追いつけてないのが申し訳ないし、歯がゆいばかりだ。

前途多難、五里霧中……ただ、幸いにも糸口はある。

実は去年の秋に月間1000万PVを達成した後から、アゴラの理念やスタンスに共鳴する制作会社やローカル局の有志から、アゴラクレジットのテレビ番組の構想を提案いただくようにはなってきた。MXの放送でトラブルはあったものの『ニュース女子』のようなネット発の保守系言論番組のポテンシャルに気づき始めたのかもしれない(もちろん、アゴラで番組をやるなら、甘い取材や扇情的な内容にはしない)。

残念ながらスポンサーの目処が立っていないのだが、もしクラウドファンディングで一定額を集め、物好きな篤志家にご支援をいただくことができれば、テレビではギリギリの挑戦的な企画への道が拓ける。

とにかく資金調達が課題。そして、硬派な不良番組を目指す

正直なところ、メディア的な部分でのアドバイスや協力の申し出は結構いただいている。あとはお金を持っている方、そして、お金の調達法や動かし方を知っている方(ファイナンス人材)の「同志」をこれから必死に探さねばならない。ぶっちゃけ、この記事を書いたのも注目してもらえるきっかけになればと思ったからだ。

構想実現なら、八幡さんの舌ぽうもノンストップ⁈(フジテレビ「バイキング」より)

番組が実現したら、池田が吠えまくるのはもちろん、『バイキング』でも人気になりつつある八幡さんの直言が司会者に中途半端に遮られることもない(笑)。渡瀬さんの確かな日米関係分析、私と宇佐美君のアゴラジオの発展版もお届けできる。アゴラ執筆陣ほか旬の面白い人をスタジオにどんどん呼ぶ。『ニュース女子』とは対照的に、読者8割がメンズのアゴラらしく「男子校」の匂いがプンプン漂う、それも型破りな秀才が集う麻布や灘のノリでお届けする硬派な不良番組にしたい。放送NGになった危険な内容はアゴラチャンネルで見られるように誘導しよう。

都議選も終わり、蓮舫氏の問題の再燃も次のヤマ場まで少し時間がありそうなこの頃。下半期は、この高まる既存メディア不信の受け皿作りへ、少しでもステップアップできるよう、アゴラでも、ソロ活動でも、新しいことを、どんどんやっていきたいと思う。物心両面で協力いただける人、大歓迎です。

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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