蓮舫氏も辞任:白黒はっきりさせるチャンスだが一番いいのは実は…

2017年08月03日 11:30

先月27日、民進党の蓮舫・代表が辞意を表明しました。

その2日前の野田佳彦・幹事長の辞意表明に伴って後任の幹事長探しを始めた矢先の蓮舫氏の辞任表明で、党内からは「無責任だ」と言われていますが、巷間言われている通り幹事長を決めようにも引き受け手が誰もいないということで、蓮舫氏自身がやめざるを得ないと判断したのでしょう。

ある意味、追い詰められたとも言えます。

対立陣営は辞めなければ辞めないで文句しか言いませんし、やめてもその辞め方に文句をつけるものです。

私の横浜市長の辞任は市長選と衆院選が同日になる時がいわゆる「政党相乗り」ができず最善のタイミングと考え、結果的には対立陣営の裏もかけましたが、反対陣営とはそういうものでしょう。

蓮舫氏が率いた民進党の約1年を振り返ってみると、蓮舫氏自身が舌鋒鋭い人なだけにどうしても「批判」が目立ち、建設的ではない印象で政権担当能力があるのか疑問となりましたし、そもそも民主党政権時代の失敗もあるため、批判ばかりしている政党と色濃く映ってしまいました。

蓮舫氏は辞任の理由を
「統率する力が私には不足していた」
と述べていますが、では誰だったら統率できるのか?
誰でも無理でしょう。

そもそも民進党は政党の根幹である哲学や理念が一致していません。
具体的政策でも、原発しかり、2年前の安全保障法制しかりです。
近い将来、憲法改正が議論になった時どのようなスタンスで行くのかを考えても到底まとまるとは思えません。

保守系とリベラル系が一緒くたにいる政党ですが、今月中にも行われるとされている代表選挙は前原誠司・元民主党代表と枝野幸男・元官房長官の一騎打ちと囁かれており、他に誰が出るのかという報道もありますが、前原氏は保守、枝野氏はリベラル系ですからこの二人の一騎打ちで決着をつけたらどうでしょう。

前原氏が勝てば「共産党と手を切って憲法改正を議論する現実路線」となり、枝野氏が勝てば「共産党と選挙協力して憲法改正には応じない路線」で、どちらかハッキリさせて、決まったらそれに従う。

でも、一番いいのは、もう一緒にやらないことだと思います。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年8月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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