不登校克服の父が語る『不登校の父がすべきこと三つ』 --- 早野 智則

長い人生、不登校初期対応ほど難しい局面は滅多に現れません。

フツーに日常生活を送っている家庭でも、突然学校に行けなくなります。
今までの人生でこんな事が起きるな んて微塵も考えたことは・・・ないですよね。

でも起きてしまったら。。。

やるべきことの一つ目は覚悟を持って不登校と向き合わなければいけません。
生まれてきたあの日と同じ覚悟が問われています。

「どんな事が起きても、この子を一生守る」

あの日の「感動、覚悟」を思い出してみましょう。

二つ目は、日頃の育児に疲労困憊している妻へ”ねぎらいの言葉”を掛けてください。

・いつも子育てありがとう。
・よく頑張ってるね。
・イライラするのも無理ないよね。

親御さんの心の状態がお子さんに大きな影響を与えてるということです。
不登校のことを十分理解している方へ 相談することで親御さんも冷静に状況が見えるようになります。
心の良い状態を保つことで不登校解決スピードアップします。

三つ目は、「”妻任せ”と逃げずに」子供と向き合う

父と子の信頼関係は盤石でしょうか。
子供との信頼関係次第では、向き合うタイミングを計ったほうが 良い場合もあります。
響かないと感じた時は、子供の要求が出るまで沈黙を貫いてみてください。

生まれた頃と同じように生まれてきたことへ感謝し、満面の笑顔で接することで響く状況が生まれやすいです。
もし不登校になったキッカケを話し始めたら、否定せずに最後まで話を聴いたうえで受け入れましょう。

「沈黙は金、雄弁は銀」です。

関係は悪くないが何も話さない場合は、会社を休んで
・日帰り旅行
・遊園地
・釣り

など非日常的なことで時間を共有してみてください。

以上子供が不登校になったとき、父が最初にやるべき三つことをお伝えしました。

1.子供が生まれた、あの日の「感動、覚悟」を思い出す。
2.妻をねぎらう。
3.子供と向き合う。

「1.2.」を意識するだけで最悪な状態を脱することはできます。

「3.」は、お父さんと周囲の人間関係が影響します。
子供との関係性の悪 い時は、第三者の意見も取り入れながら慎重な対応が望ましいです。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

早野智則
高校を中退後、大学入学資格検定を取得。早稲田大学法学部卒。東証一部経営コンサルティング会社を経て、不登校支援団体FCファナッチ代表。家庭教師、訪問カウンセリング、不登校の予防活動をしている。