問題となっている神戸市議の政務活動費を活用した議会報告について

水野 ゆうき

こんにちは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

気付いたら、今月水野ゆうき公式Facebookのページが2000いいね!をいただいておりました。

個人のFBとは別に公式のページですので、少し堅い投稿が多いですが、こちらも更新しておりますので、たまにのぞいていただければと思います。

さて、政務活動費がまたもや問題となっていますね。

政務活動費に関しては様々な媒体で自身の考えや千葉県議会での私の立ち位置等を随時ご報告していますが、今回神戸市議の問題となっている「議会報告」の政務活動費について、注目すべきポイントと見解をハフィントンポストに寄稿しましたので、読んでいただければと思います。

【神戸市議の政務活動費で制作したチラシ架空請求疑惑】現職議員として発注枚数と配布方法に違和感(ハフィントンポスト)

神戸市議による政務活動費を活用しての議会・市政報告チラシの架空請求疑惑(※5年間に政務活動費を使って計12回発行・配布したとされる政策チラシのうち8回分(約56万5000部、720万5330円を計上)について架空発注の疑惑)が報じられていますが、現職の地方議員として架空請求ともう一つ気になるのが、記者会見で説明していた「半数以上を廃棄」という部分です。

私自身は、税金で制作した渾身の議会報告を1枚でも無駄にはしたくはない、という気持ちがあるため、数万枚発注のうちの半数以上を廃棄などということはまずもってあり得ません。

廃棄分も税金である政務活動費ですし、万一、配り終えない状況となってしまったとしたら、次回からは少なく発注しますよね。つまり、もしそんなに廃棄したという事案が2回以上あるとすれば、一切の計画性もなしに発注しているということになります。

そもそも数百枚、数千枚という単位ですらポスティングや駅頭で配布することは、かなりの人数の協力が必要であり、労力を要するので、数万枚発注すればおそらく新聞折り込みをしたりすることが普通であるだろうし、友人らと数万枚をポスティングということは現実的に難しいと気がします。

とは言っても私は無所属なので、国政政党に所属する地方議員さんは選挙前でもない時期にポスティングをするために職員とかスタッフを派遣してもらえたりするのかどうかわかりません。

メディア報道ではこの辺りの論点が抜けていると思い、現職地方議員として、また議会報告に力を入れている立場から具体的に見解を書いてみました。

今晩の報道によると印刷業者が「実際の印刷の仕事はしていないが指示通りの領収書を渡した」という主旨のコメントを出しており、こちらが事実とすると、罪にも問われる可能性があるとの報道が出ていますが、野々村元兵庫県議の事例から何年経過しても政務活動費の問題がなくならない、ということ自体、やはりそれぞれの議会が政務活動費に関して、あり方や公開性を再考し、透明性を確保していくという努力が必要だと感じます。

【神戸市議の政務活動費で制作したチラシ架空請求疑惑】現職議員として発注枚数と配布方法に違和感(ハフィントンポスト)


編集部より:このブログは千葉県議会議員、水野ゆうき氏のオフィシャルブログ 2017年8月24日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「水野ゆうきオフィシャルブログ」をご覧ください。