最善の人生態度

2017年10月13日 16:42

経営者の立場から言うと私は社内外の企業に投資や出資の判断をする時、仮に失敗したとして最大限のリスクはどの程度なのかを先ず見ます。次に我々の現況から考えてその程度であれば十分affordable(許容可能)となった場合、上手く行ったらどの程度のリターンが見込み得るかを見、そしてリスクとリターンを算盤勘定に掛けて判断を下します。

何かを判断する時に、「失敗したらどうしよう・・・」といった具合にああだこうだと悪い方ばかりに考える人もいますが、私の場合は基本、最大限のリスクの程度等を常に頭に入れながら“be positive”であるべきだと思っています。ポジティブに物事を考えるということは、何事によらず物凄く大事だと思います。

仮に何らかの困難に直面したならば唯々悲観的な見方をするのでなく、先ずは何故どこが問題でそうした結果が生まれているかを自分自身で深く反省し、場合によっては関係者等に単刀直入にフランクに話をして何が問題だったかと突き止めるべきでしょう。そういうことをきちっとして後、その反省の上に立って次なる生き方・やり方を見出して、成功に導くよう自分の行動を如何に律して行くか、とする姿勢が一つ重要になります。

私自身、上記の通り反省もしますし失敗の理由も考えますが、他方、そもそも物事というのは殆が上手く行かないものだと思っています。それ故、失敗という結果に対し、ぐたぐたと悩みません。何もかも全てが自分の思い通りに行くのであれば、誰も苦労しないわけです。

だからこそ私は、常時「策に三策あるべし」としてA案が駄目ならB案、B案が駄目ならC案といった具合に、最初から少なくとも三つ位は用意しておくことが大事だと思っています。失敗を余りにネガティブに捉えずに失敗するのが当たり前と捉えていた方が、直ぐに頭を切り替えられ次の動きにすっと移れるといったメリットも出てきましょう。

それから最後に、私自身あらゆる判断に当たってこれ迄ずっと、最終的には「任天・任運」という考え方をしてきました。は「天に任せる」「運に任せる」ということで、人生を良き方に向かわせるべく大切な考え方だと思います。

たとえ何か上手く行かないことがあったとしても、「これは天が判断したことだから、くよくよする必要なし」と受け止めるのです。「失敗でなく、こうなった方が寧ろベターなんだ」とか、「将来の成功を目指しその失敗を教訓にしなさい、という天の采配かもしれない」とかと考えれば良いのです。

こうして天にその全責任をある意味押し付けて生きたらば、気がぐっと楽になり余計なストレスを溜めずして常に前向きでいられます。如何なる結果もその方が良かったとして事柄全てを捉えると、次に向けてよりポジティブに考え易くなるでしょう。

BLOG:北尾吉孝日記
Twitter:北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao)
facebook:北尾吉孝(SBIホールディングス)

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