中国が世界のためにガバナンス改革、人類に貢献するって

2017年10月26日 16:00

10月24日、5年に1度の中国最大イベント「中国共産党大会」が終了しました。

スタートしたのは18日で衆議院議員選挙が佳境に入っていた時期で日本のメディアなどでは扱いが小さかったですが、まさにこの中国共産党大会こそが「今なぜ解散総選挙か?」というその理由であると9月27日の本ブログに書きました。

2017/9/27【総理は言えない】解散総選挙のもう一つの「大義・タイミング」

党大会の演説やあるいは党の報告で習近平・総書記=国家主席=一党独裁の共産党のトップ中のトップは以下のように述べています。

まず中国自身の現状認識について
「立ち上がり、豊かになる段階から強くなる段階を迎えた」
そして何を目指していくのかは
「現代化した社会主義強国」
と言って、情報化など現代化を進めていくことや今世紀半ばまでに総合的な国力や国際的な影響力を高めるそうです。

”強国”は特にアメリカを意識しているのでしょう。

また
「世界一流の軍隊」
を持つとも述べていますが、今、世界の軍事費・軍事力はアメリカが1位、中国が2位で、経済力も同様です。
ところがあと10数年後の2030年には経済は中国がアメリカを抜いて世界1位になるかもしれませんから、すなわち軍事的にも中国は世界一を目指していると言えます。

いやいやと思いますが、もう一つ”気になる言葉”がありました。
それは今年に入ってから習近平氏が使っている言葉で
「人類運命共同体」
です。

この考え方は、今や世界は経済を含めて密接に繋がっているのはそのとおりですが、だから
「中国共産党が指導する中国が世界のリーダーとして世界を安定させなければならない」
「世界を安定させる、平和にする」
という自負を中国は持っているから
「世界のガバナンスの改革・建設に中国の智恵・案を提案していく」

世界のガバナンス?
良し悪しはともかく現在は超大国アメリカを中心に世界は回っていますが
「中国が改革して建設する」
んだそうです。

怖いですね、イヤですね、止めて欲しいですね。
でも、どんどんやる気になっています。

習氏はこうも言いました。
「中国共産党は人類への貢献を使命としている」

…求めてません、そんなことは。
困ります。


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年10月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
前衆議院議員、前横浜市長

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