ご支援頂いた皆さんに伝えたいこと

10月22日に行われた衆議院選挙において、東京5区の有権者の皆さんから45737票という「希望の1票」を投じて頂きました。残念ながら落選しましたが、多くのボランティアの皆さんとの出会い、12日間にわたる選挙中に多くのご意見を頂いたことを大切にしていきたいと思います。選挙区が決定したのが選挙戦直前だったこともあり、地域での活動を全くせずに選挙期間中のみの活動ですから、約46000票というのは大変に大きな数字です。

東京5区は、私が生まれ育ち、幼少期を過ごした選挙区ですが、準備期間がない中での選挙は何を行うにも人手不足が最大のハードルでした。一方で懐かしい街、懐かしいい商店街、懐かしい友人との出会い等、有意義な時間をたくさん持つことも出来ました。

選挙が終わり落選をすると、まずやらなくてはいけないことは、事務所の退去なのです。祐天寺の選挙事務所、衆議院議員会館(国会事務所)、横浜の旧事務所、この3つを10月末までに全て退去しなくてはなりません。正に事務所撤収最終コーナーに突入したところです。国会議員として果たしてきた役割、やり残した事、いろいろな思いが走馬灯のように頭をよぎりました。

この間、マスコミの方々からの取材も多数ありました。希望の党が議席数を伸ばすことが出来なかったの原因は何か?小池百合子代表の発言によるものか?風が止むどころか、逆風になった原因は何か?東京で多くの議席を確保できなかった原因は何か?小池百合子代表にあたかも全ての原因があるかのように・・・。当選した人、落選した人、いろいろ意見も出ているようです。しかし、選挙は落選したら自分の責任、誰のせいでもない。僕が教わった当たり前の政治常識が通用しない世界もあると知りました。

今まで支援をしてくれた神奈川8区の後援会の皆さんに迷惑をかけ、東京5区の新たな有権者の皆さんに心配をかけた、新党チャレンジ第1幕は大きな効果を出すことは出来ませんでした。僕自身も落選しました。しかし、自民党に対峙できる改革保守政党をつくり、切磋琢磨できる2大政党となることは、次世代に引き継ぐ議会制民主主義にとっては重要なこと、という思いは変わりません。

希望の党を立ち上げた時の思いを当選した現職国会議員が、しっかり引き継いでくれることを祈念しています。


編集部より:この記事は前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2017年10月24日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。