東芝がスポンサー撤退:『サザエさん』は打ち切りでいいのでは

2017年11月01日 23:00

幼い頃から『サザエさん』が嫌いだった。あの面白さは全く理解できない。自立していない、甘えた自人材だらけのアニメのどこが優れているのか、問い糾したい。絵もいまいち感情移入できなかった。ファッションセンスもいまいちだ。

国民を明日、会社や学校に行きたくなくさせるあの破壊力はいかがなものか。そもそも、家族の枠組みが変わりつつある中、昭和の憧憬時代劇を流されても困るのである。SMAPも解散、安室も引退、平成も終わろうとしているのに、あの番組が続いてしまうことに、常に怒りを感じていた。

今回、東芝がスポンサーを撤退するという報道があった。そりゃそうだろう。いや、そもそもあのような企業にスポンサーを続けさせていたこともまた問題であるとも言えるのだが。

次にどこがスポンサーにつくか分からないのではあるが、ここは番組打ち切りという手もあるのではないだろうか。東芝という企業は大きく傾いたが、今後の社会、会社、家族を問い直す意味でも、フジテレビには『サザエさん』の打ち切りを大胆に提案したい。

もっとも、フジテレビにとっては、それなりに視聴率がとれる番組だけに悩ましいだろう。振り向けばテレビ東京と揶揄されたが、既に抜かれ。背中には放送大学という最後通告に近いdisりもあったが、同局も地上波撤退。そして誰もいなくなった。

しかし、ここは『サザエさん』にしがみつかずに、その枠に新番組を投入し、激しく攻めるという手はないものだろうか。起死回生の一打にするべきである。

これを機会に、世間とずれた『サザエさん』に放送打ち切りを提案する。続けるなら「これは誰でもそこそこ幸せになれた昭和という時代を描いた時代劇です」とテロップを入れて欲しい。

もし番組を続けたとしても、娘には、『サザエさん』は見せない。彼女は21世紀を生きるのだから。昭和ノスタルジー時代劇に終止符を!


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年11月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。アイキャッチ画像は番組公式サイトより。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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