折衷案を出すことは、案そのものよりもプロセスに意味があるのでは?

2017年11月02日 17:00

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

月曜日のお話ですが、東京青年会議所(JC)同期で営業のプロフェッショナル・高橋英樹さんが出版されたとのことで、それを記念しての対談イベントに呼ばれて行ってきました。

〜98%NOはYESに変わる!!〜
『営業マン必聴!! 政治家に学ぶ最後は自分が選ばれる方法』

という大げさなタイトルがついておりまして…(汗)。

ただ、私もサラリーマン時代は営業を5年ほどやっており、「自分」という究極の商品を売り込む選挙および政治家と、営業・営業マンの類似性みたいなものは感じることがあります。

伝説の営業マン・高橋さんが「嫌いなかぼちゃを好きにさせるには?」という無茶ぶりに答えるなど、90分間は盛り沢山な内容で過ぎていき、来場者の営業マンもきっと満足されて帰ったのではないでしょうか?!

ちなみに高橋さんが出された本はコチラです↓

 

 

その中で我々がした話の一つ、交渉における「折衷案」のお話の紹介をば。

ビジネスの世界でも政治でも、物事に「交渉」や「駆け引き」は付き物です。利害関係が対立する相手や、意見のまったく異なる考え方を持っている人との話し合いをまとめるのは、容易なことではありません。

そこで出てくるのが、双方の意見を取り入れた「折衷案」なわけですが、実は折衷案で大事なのは中身じゃなくてプロセスなのではないか?と。

100点満点の回答が出ない状況で人が納得するとすれば、それは話し合いという充分なプロセスが踏まれた上で、

「部分的であれ、自分の意見がきちんと反映された!」

と実感できるからに他なりません。

どれだけ自分サイドに有利な要素が入っていたとしても、そうした「決定に携わった実感」が持てず、天から振ってきたような折衷案では、人が心から納得することは難しいのではないでしょうか。

これは街づくりや道路建設などの再開発案件でも同じことで、実は行政がもっとも苦手とする分野の一つです。

行政による「住民との対話」は、一方的な「説明」で終わることが大半ですからね…。

すべての人を納得させることができなくても、オープンかつ主体的な話し合いを継続した上で、最後に「折衷案」を示すことができれば、取引先や住民との合意も前に進むもの。

そうした場面でこそ政治家の「政治力」や、営業マンの「営業力」が試されるのではないかと思います。

なお、「天から振ってきた折衷案」で双方がまったく納得されず、極めて難しい局面に陥っている都政課題もまさにあるわけですが、その話はまた別の機会に…。

最後は全員で「(売上が)右肩上がり」のポーズで記念写真!

私自身もこの対談で、営業マン時代の初心を思い出すことができました。

貴重な機会を与えて下さった高橋さん、そして企画運営をされた一般社団法人国際営業代行協会の皆さま、ありがとうございました!

それでは、また明日。


編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏のブログ2017年11月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。

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おときた 駿
東京都議会議員(北区選出)

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