「バブルへGO!」が期待から現実に変わる可能性

2017年11月09日 11:30

私と同じ50代の人たちには「バブル再来期待」が高いようです。1980年代後半に発生した日本のバブル経済。それとは少し違った形で再び日本に資産バブルが起こる可能性は無いのでしょうか。

世界的に株価の高値更新が続いている国が増えています。日本もバブルの高値まではまだかなりありますが、日経平均は今秋1996年のバブル後の戻り高値を超えたと報じられました。株価が上昇すると、次はその資産効果が不動産に波及してくる可能性があります。年末から来年にかけて、都市部の不動産に資金が流入し、価格が一段高になる・・・。買って値下がりするリスクもありますが、「買わないリスク」も忘れてはいけません。

世界的な景気回復の中、低インフレが続いていることは金融政策の引き締めを遅らせ、景気の拡大にプラスの影響を与えます。低金利で運用先を見つけられない資金は、既に株式や不動産、そして仮想通貨などのマーケットに流れ込み始めています。既にかなり上昇しているマーケットもありますが、これで終わりという雰囲気ではありません。

利上げは通貨高にもつながりますから、自国通貨を弱くして競争力を高めたい国は、利上げを後ろ倒しにする傾向があります。アメリカが金融引き締めの先頭を走っていますが、そのスピードは予想よりもかなり緩慢です。

日本には財政赤字や少子高齢化、さらに地域格差といった根本的な問題が山積していますが、目先の企業収益や雇用情勢の改善で明るい雰囲気になっています。特に東京の中心部にいると、10年前の映画「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」を思い出させるような匂いがまた漂ってきました。

六本木にある叙々苑本店は、昭和のバブル期に芸能人ご用達の焼き肉レストランとして一世を風靡しました。今でも相変わらず高品質なお料理を提供していますが、価格はバブル時代よりリーズナブル(写真)。それでも結構な価格ですが、最近予約が取れないことが多くなってきました。お店にはビジネスパーソンの団体やカップル、家族連れなど様々な人たちに溢れ、次々と料理やドリンクを注文しています。30年前の日本を見るような「既視感(デジャヴ)」がありました。

「相場は悲観の中に生まれ懐疑の中で育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく」と言われます。懐疑を持っている人がまだいる中で大きくなっていく。それが相場なのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年11月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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内藤 忍
資産デザイン研究所社長

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