突然スピーチの依頼が!場の空気を秒速でつかむ決めゼリフ

2017年12月12日 06:00

画像は書籍書影

(公社)出版科学研究所は、2017年上半期(1~6月期)の出版市場(紙+電子)の統計を前年同期比2.8%減の8,310億円を発表した(出版月報7月号)。紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は前年同期比5.5%減の7,281 億円と低落傾向が続いている。しかし、出版不況といわれながらも根強いニーズがあり、出版希望者はむしろ増えている。

今回紹介するのは、『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』(DOBOOKS)、著者はMCの丸山久美子さん。今回が記念すべきデビュー作になるとのことだ。

人前で話すことが苦手な人は少なくない

――私たちが生活をしていくうえで、人前で話すことを避けつづけることはできない。しかし、苦手意識を克服して話せるようになりたいと思い「あがり克服法」を学んだり、場数を踏むことを心掛けても時間がかかってしまう。では、どうすべきか。丸山さんは、「あがりは克服しなくていい」と、MCの経験から学んだテクニックを紹介する。

「出だしのシーンで使えるテクニックをご紹介します。『場の空気をつかみたい』『第一声の決めゼリフ』、何と言うでしょうか?人前で緊張している中、この第一声で戸惑うと、スムーズに話しはじめることができず、出だしからつまずいた状態になってしまいます。気まずいし、かっこ悪いし、何より恥ずかしさでいっぱいになります。」(丸山さん)

「第一声で何と言うか考えていない状態で、さらに緊張が重なると、出だしで転んで辛い時間がはじまることになります。でも、大丈夫、第一声で何と言うかさえ決めておけば、そんな事態を招くことはありません。私は、とっておきの決めゼリフを作りました。何度も試行錯誤して、場の空気をつかむ決めゼリフを完成させたのです。」(同)

――さて、その決めゼリフを知りたくはないか?非常に単純でシンプルな方法だ。誰でも簡単に役立つ方法の一部分を特別に紹介したい。

「プレゼン、挨拶、司会など、あらゆるシチュエーシンで使える決めゼリフです。『改めまして!みなさん!こんにちは!』、非常にシンプルですが、この決めゼリフには、ものすごい威力があります。場の空気を一気にガシッとつかむむことができるのです。第一声に、この決めゼリフを言えば、一気に注目を集めることができます。」(丸山さん)

「ポイントは『!』を付けることです。『改めまして!みなさん!こんにちは!』、3か所に、必ず『!』を付けてください。「改めまして、みなさん、こんにちは」ではなく、『改めまして!みなさん!こんにちは!』と言うのです。」(同)

「!」は簡単に活用できる便利な言葉だった

――丸山さんによれば、きちんと「!」をつけて言うと、会場から「こんにちは」と声が返ってくるそうだ。このように、思わず声を返したくなるような挨拶をすることが大切らしい。たとえば、アントニオ猪木さんの「元気ですか!元気があれば何でも出来る!~台詞~1・2・3・ダ~ッ!」にも「!」がつかわれているではないか。

「突然、『こんにちは』と一言っても相手に聞く準備ができていないと、聞き流されてしまいます。相手は、別のことを考えていたり、手元でスマホをいじっている場合もあります。そんな状態で挨拶をしても、伝わるはずがありません。あなたが、いくら頑張って第一声を発しても、伝わらなければ意味がないと思いませんか。」(丸山さん)

「そんな雰囲気の中で話しはじめても、さらに緊張していくだけです。第一声で大切なことは挨拶を相手にきちんと伝えること。話しはじめの第一声では、ぜひ、この決めゼリフ、『改めまして!みなさん!こんにちは!』です。」(同)

――「!」をつけることで、別のことを考えている人も、手元でスマホをいじっている人も、あくびをして眠い人も、「おっ、何かはじまるんだな」と伝えることができる。

「『みなさん!』と続けることで、『あなたに話しかけていますよ』と伝えるのです。きちんと伝えた上で、『こんにちは!』と挨拶をしましょう。会場から、『こんにちは!』と声が返ってくれば、気持ち良くスタートを切ることができますよ。」(丸山さん)

――本書には、今回紹介したような、簡単につかえる「~だったら、どうすればいいのか?」がケース別に紹介されている。あがりは簡単には治らない。治らないなら、隠してしまえばいい。そう、「あがりは克服しなくていい」のである。

尾藤克之
コラムニスト

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑