パワポのプレゼンで「あがっている人」を簡単に見破る方法

2017年12月29日 06:00

画像は書籍書影

私たちが生活をしていくうえで、人前で話すことを避けつづけることはできない。しかし、苦手意識を克服して話せるようになりたいと思い「あがり克服法」を学んだり、場数を踏むことを心掛けても時間がかかってしまう。では、どうすべきか。

今回紹介するのは、『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』(DOBOOKS)、著者はMCの丸山久美子さん。「あがりは克服しなくていい」「隠してしまえばいい」と、MCの経験から学んだテクニックを紹介する。

パワーポイントの構造を考えてみよう

――今後、パワーボイントを使って話している人がいたら、リモコンの使い方に注目してもらいたい。これは、誰もが陥りがちなミスになる。

「ここだけの話ですが、私は人様のセミナーに参加したときは、リモコンの使い方が気になって気になって仕方がないのです。緊張と上手に付き合えていない人ほど、『ああ大変』と思ってしまいます。それは、ある特徴があるからです。どれほどオシャレをしていても、どれほど地位が高い人でも、リモコンの使い方ひとつでわかります。」(丸山さん)

「内心ドッキドキで頭真っ白状態なのか、私たちに伝わるよう気を遣いながら話をしてくれているのかが、あからさまにわかってしまうのです。なぜわかってしまうかというと、動き方に違和感があるからです。緊張と付き合えず焦っている人は、正しく状況を判断することができないため、あり得ないリモコンの使い方をします。」(同)

――その違和感たるや、相当なものらしい。気にせずにはいられないそうだ。

「思い出してみれば、かつての私も同じことをしていました。あり得ないリモコンの使い方を、人前で、さも当たり前のようにしていたのです。とても恥ずかしく感じます。すべては、緊張と上手に付き合えていなかったことが原因です。でも、今は違います。リモコンを正しく使いながら話せるようになりました。」(丸山さん)

「よく、投影されているパワーポイントが、次のページに進まないというトラブルに遭っていました。当然ですよね。そもそも、あり得ないリモコンの使い方をしているので、次のページに進むはずがないのです。今では、そんなトラブルは起こりません。正しいリモコンの使い方をすれば、次のページへ進んでいくものだからです。」(同)

「なるほど!」という答えがこれ

――今後、あり得ないリモコンの使い方をしている人を見たら、「そりゃあ変だな」と、思わずにはいられなくなることだろう。

「緊張から『あがり』を引き起こすタイプの人は必ずこのようなリモコンの使い方をします。『エイッ』と、スクリーンにリモコンを向けてボタンを押すのです。そして、パワーボイントが次に進まないと、焦りはじめます。『エイッ!エイッ!』と一所懸命スクリーンに向けてリモコンのボタンを押し続けるのです。」(丸山さん)

「正しいリモコンの使い方を完全に見失っている状態です。こうして、どんどん緊張が高まってしまいます。冷静に考えてみましょう。リモコンの受信機って、どこにあるのでしょうか?そう、パソコンです。冷静に考えればわかることなのです。」(同)

――たしかに、スクリーンではない。しかし、受信機などないスクリーンへリモコンを向けて、「エイッ!」とやる人は少なくない。日ごろテレビを観るときに、リモコンを画面に向けて押しているから間違えてしまうのだろう。

「効果的な対策は、リモコンの持ち方を工夫することです。最も簡単な方法は、リモコンを持っている手を後ろへ回してしまうことです。パワーポイントを次へ進めるボタンの部分に親指を置いて、そのまま手をお尻の辺りへ隠してしまうのです。こうすることで、リモコンをスクリーンへ向けることができなくなります。」(丸山さん)

――本書には、今回紹介したような、簡単につかえるネタがケース別に紹介されている。あがりは簡単には治らない。治らないなら、隠してしまえばいい。そう、「あがりは克服しなくていい」のである。

尾藤克之
コラムニスト

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