あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年始はTBSラジオ「文化系トークラジオLife」からスタート。実に半年ぶりくらいの出演。他の出演者から「大人になりましたねえ」と言われたが、実感がない。むしろ、社会などに対する怒りが増している今日このごろだ。

まるでけんちん汁みたいなお雑煮をつくり、六花亭から取り寄せた年賀のお菓子を食べ、近所の神社に初詣、家で子供と遊ぶという、実に普通の正月。普通に過ごすのはなかなか大変なので、このような当たり前の幸せを今後も大切にしたい。

高い高いをしていたら子供を、コチンと軽く天井にぶつけてしまったり、疲れ果てて寝てたら、妖怪みたいな人に放火される夢をみたりと散々だったが、楽しくいく。

昨年、全然働かなかったし勉強しなかったので、今年は真面目に生きるつもりだ。40代後半以降に、より硬派でまともな評論家になれるよう頑張るのだ。珍しく意識高く、フリーランスや、才能で食べる人の地位向上、安心・安全な副業ができる環境づくりなどにも取り組む予定。

世の中に関して大放談的に未来予測する。今年は「反動」「疲弊」の時代かなと思っている。自分がずっと問題提起してきた働き方改革にしろ何にしろ、揺り戻しがくる(もうきている)。

男性の大逆襲が始まる年にもなるのでは、と。男社会はダメだ、男がだらしない的な言説に対する反論がされていくのではないかと。

改革と改憲は違うので、与党にも綻びが出るのでは。「とはいえ、野党は脆弱だ。政権交代は無理だ。政策変更もナンセンス」的な反論があるだろうが、その前に、考え議論すること。これがますます大事なのではないか、と。

うむ、AだBだと言う前に議論すること、小さな一歩でも前に進むこと、これが大事。社会の分断、断絶をどうするか。問いに向き合おう。

今年も夜露死苦。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。