坊ちゃん劇場「よろこびのうた」

第1次世界大戦。約1.000名のドイツ人捕虜が収容された徳島県鳴門市の坂東俘虜収容所

松江豊寿所長は、捕虜の自主活動を奨励。多数の運動施設ウイスキー蒸留生成工場パンを焼くための竈も作られた。また、農園では野菜が栽培された。

捕虜の多くは志願兵となった元民間人。家具職人、時計職人、楽器職人、写真家、印刷工、製本工、鍛冶屋、床屋、靴職人、仕立屋、肉屋、パン屋・・・などの職歴を生かし、近隣住民にヨーロッパの優れた手工業や芸術活動を披露。今でも鳴門市には、ドイツ橋が現存する。

そして音楽活動。ベートヴェンの第9番「よろこびのうた」が日本で初めて全曲演奏されたのも、この坂東俘虜収容所。現在もドイツと日本の交流が続く。

27711254_1454451897996998_1628548669_o

第1次世界大戦終了からちょうど100年。坊ちゃん劇場の新作「よろこびのうた」は、この史実を基に作られた。

ドイツ人捕虜と日本人一人娘の大恋愛を通して、家族、故郷、自由、戦争・・・を描く。ど真ん中直球勝負のラブストーリー。

最後に、出演者全員でおなじみの「よろこびのうた」をドイツ語で歌うのは圧巻。会場も含めてみんなで歌えるのは、映画や動画ではできない劇ならではの魅力。

27744337_1454451914663663_264044217_o

「坊ちゃん劇場」は、日本で唯一、1年間を通じて同じ演目を公演1年に1回楽しみに来る人もいれば、年間100回来る!人もいるという。大人も子供も幅広く楽しめ、そして深く満喫することができる。

僕もまた行ってみたいな。

坊ちゃん劇場 公式ホームページはこちら

もっと知りたい!
元劇団四季主役・熊本亜記さんが語る「夢の叶え方」(長島大陸Nセンター企画)
清里フィールドバレエで、思わず涙がこぼれた。

<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年2月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。