元IT副大臣53歳のセカンドスクール(25)ライ8だけはカンベンです

写真:チーム動物園

「ライ8だけはカンベンです」

子どもの頃から野球をやっていて、東京都の少年野球オールスター戦にも選ばれたことがあります。小学校時代も中学校時代もキャプテンを務めていて、将来の夢は「プロ野球選手」だった。今思えばプロになれるような能力はないけれど、それなりに上手かったということです。当時、野球が下手で、それでも人数不足で試合に出さなくてはいけない人は、守備位置はライトで、打順は8番と相場が決まっていた。これを通称「ライ8(らいぱち)」と言うのです。つまり、足手まといだけれど、どうしても仲間に入れなくてはいけない人の扱いということです。イチローの活躍以来、ライトはイメージの高い守備位置となり、指名打者制度が始まり、打順8番の位置づけも変わっている。昔の野球少年である僕は、それでも「ライ8」は嫌だ。

今日の後半から、グループ演習がスタートした。僕にはとっては、恐れていた段階に突入したということです。正に「ライ8」になってしまうからです。一人で演習をしている時は、もちろん一生懸命に課題に取り組んでいたけれど、遅くなろうが、結果的に出来なかろうが、仲間に迷惑をかけるという事にはならない。グループ演習は、仲間に迷惑をかけてしまう。これだけは、避けたい。今後はグループ演習が中心となるので、もう一度、基礎の反復をしなくてはいけない。そう考えると、仲間に迷惑をかけたくないという思いが、能力を高めることに繋がる、それをスクールは狙っているのかもしれない。

グループ分けは、先生が机の座席順で3人ずつ区切るやり方で決めた。僕らのグループは女子1人、男子2人、皆で力を合わせて1つずつ課題を解決していく、その意味を込めて「チーム動物園」と名付けた。シマウマが1頭いても、オカピが1頭いても、バラバラにいたのでは「動物園」にはなりません。集まって力を合わせての動物園です。チームによっては、複数の課題をそれぞれ担当に分けて、それぞれが主体的に取り組むというスタイルをとるところもあります。このスタイルでは僕の担当だけが進まなくなってしまうという状況を生みだします。2人の仲間が配慮してくれたのかもしれません。

さぁ、1つ目の課題。何が課題で、何をやらなくてはいけないか。そのためにHTMLを使うのか、Pythonを使うのか、どのシートにコードを書き込むのか。ホワイトボードに書き出すことから始めた。やってみて、実感したことがあります。それは、ホワイトボードに書き出すと理解がしやすいということです。内容を細かく分けることによって、何を使って解決すべきが、見えてくるのです。先生はこのことを言っていたんだ。1つ目の課題は解決。2つ目の課題に取り組み始めてタイムオーバー。明日は2つ目の課題からスタートとなります。「4番サード」というわけにはいかないが、「7番レフト」くらいにはなりたいと思います。

 

本日のprogeteランキング27位(Lv.94)

 

次回は「プレゼン素人に逆戻り」


編集部より:この記事は元内閣府副大臣、前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2018年2月16日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。