自民党大会・憲法改正:こっちに1歩、近づいてきましたよ!

2018年03月27日 11:30

3月25日(日)、自由民主党の党大会が開かれました。

党大会はどの党でも1年に1回、開催する会社の株主総会のようなものですが、今年の自民党党大会は何といっても憲法改正についての方向性が打ち出されたことが大きいと言えるでしょう。
憲法改正はこれまでの党大会や選挙公約でも取り上げられていますし、そもそも立党以来の党是(基本方針)ですから当たり前と言えばそうですが、今回の党大会での憲法改正論はこれまでと少しワケが違います。
何よりも安倍晋三・総理大臣=自民党総裁の音頭で憲法改正が具体的な政治課題として挙がっているからです。

党大会の直前、3月22日(木)に自民党は憲法推進本部の全体会合を全国会議員参加で実施しており、議論は一応の決着を見ています。

憲法改正は以下4項目ですが、特に焦点は九条でした。

  • 九条
  • 参院選の「合区」解消
  • 教育充実
  • 緊急事態条項

結局、



(略)国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

という条文のなかの「戦争の放棄」「戦力の不保持」はそのままで、「自衛隊」を書き加えることで決着しました。

これまで自衛隊の合憲・違憲論争は盛んに行われてきましたが、私が何度もブログに書いたとおり、小学生が素直に日本国憲法を読んで
「戦力は、これを保持しない」→「じゃあ自衛隊は何なの???」
と考えて当然ですし、憲法学者の多くも
「自衛隊は違憲」
と指摘しています。

その一方で自衛隊の必要性を問われると、
「必要」
と答える国民は多く
「それなら憲法にきちんと書き込もう」
という九条議論が続いてきたわけです。

自民党は「憲法は時代に合わせて変えていくもの」として”改憲”と、公明党は「憲法に書き加える」”加憲”という表し方をします。
今回の自民党の方向性は公明党に配慮したとも言えますが、これから先の改正議論が自民党案→与党=自民・公明案に進んでいくかがポイントです。

その上で私たちもよく考えましょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年3月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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