バリアフリーについて障害者自身からの提言

2018年04月05日 06:00

バリアフリーを物理的に実現するには、我々障害者、取り分け私のような重度障害者となるとバリアを除くには、手間もスペースもコストもかかります。

人工呼吸器を搭載する車椅子は、リクライニング仕様もあり、通常の座るだけの車椅子と比べて、前後の長さが2倍近くあります。よって、エレベーターも障害者トイレもかなりのスペースが必要になりますし、導線の通路がクランクになっていると、取り回しに難儀することがしばしばあります。

人工呼吸器や痰の吸引器のことを考えると、たとえ野外の施設でも、電源や水場が必要となります。外出先に看護師が常駐していてくれたら、こんなに心強いことはありません。言い出したらキリがありません。

しかし、これら全てを満たすような施設はほとんどないし、全ての施設に求めたら、お金がいくらあっても足りません。それは誰の目にも明らかです。ではどうすればいいのでしょうか?私の答えはこうです。

「広いトイレは向かいのビルの2階にあります。行き方は……」のように、自身の施設だけでなく、まち全体にまで情報範囲を広げて、まち全体で配慮いただく方法です。有るものをシェアすればいいのです。公衆多目的トイレと位置付けて、行政が管理してもいいかもしれません。

人のバリアフリーへの意識も高まると思います。

株式会社まんまる笑店
代表取締役社長
恩田聖敬

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この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2018年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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恩田 聖敬
株式会社まんまる笑店代表取締役社長

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