ウンザリながら…日報・モリカケ・公文書。まだまだ続くかも…

2018年04月11日 11:30

先週から国会では
「文書が見つからなかった」
「なかった」
と言っていたのに
「ありました」
と 文書のゴタゴタが続いて、いろいろと出てきてもうごちゃごちゃです。

先週まで中心は防衛省の文書で、2012年からの南スーダンでのPKO(国連平和維持活動、Peacekeeping Operations)に関する日報について昨年の国会では稲田朋美・防衛大臣(当時)が
「文書はありません」
と答弁して結果として稲田さんはその責任をとって辞任したにもかかわらず今年になってから
「ありました」
となりました。
さらにさかのぼること2004年からイラクに派遣されていた陸上自衛隊の部隊についての日報も昨年
「ない」
と言ってその後に探してみたら実は昨年中にあるのが分かっていたのに報告されたのは小野寺五典・現防衛大臣になってからということで、防衛省は
「ない」
と言ってたものが次から次へとあるじゃないかという話です。

今週9日になると加計学園の獣医学部新設問題について愛媛県が総理官邸に要請に来ていたときの記録が国会では政府も愛知県も
「なかった」
と言っていたものがあったそうです。

森友学園の小学校新設に関してはゴミが埋まっていたという経緯についての文書が去年は
「なかった」
が今年になって
「あった」
さらに
「改竄されていた」
となったわけです。
先週からそのゴミの運び出し、トラックで運んだということを財務省が森友学園に
「口裏合わせをお願いしていた」
ということまで安倍晋三・総理が陳謝する事態になっています。

公文書管理のあり方についてはもう1年も前に、法も運用もなってない、総理は行政にきちっと見直しを言うべきと指摘しました。

2017/03/07「【森友学園】歴史的事件じゃないが「捨てた」はないでしょ!?」
http://nakada.net/blog/8848

しかしなかなか進みませんでしたがここにきて安倍総理も9日の参議院・予算委員会で
「法改正も含めて見直しを行いたい」
と述べました。
また与党自民・公明両党も再発防止のワーキングチームを作って罰則付きの法改正について議論を始めていますし、野党側の希望の党などもすでに罰則付きの強化策というものをまとめました。

なぜ今頃になるまで着手しなかったのか?
政府・与党は乗り切れると思っていたのでしょう。
野党も”モリカケ”(森友学園・加計学園の問題)は総理の関わりを忖度したのでは?という追求ばかり、総理を退陣させることが目的で法改正議論はみんな後回しだったわけです。

率直にこれはまだ続くかもしれません。
例えば
「文部科学省でもこんな文書が見つかった」
とかですね
「厚生労働省でもこんなことを実はやっていた」
と出てくるかもしれません。
なぜか。
他の件も含めてよく、なぜこの時期に急にこの問題が出てきていくつも続くの?ということがありますが、今回のケースもマスコミは
「他にないか?」
と聞きまわっているのです。
それから安倍総理を
「面白くない」
「そろそろ替えてやれ」
と思っていたり
「上司ふざけんなコノヤロー!」
と考えている役人がメディアにリークするということです。

こういう背景もあるということでニュースを見た方が良いですが、しかし、公文書の管理のあり方は徹底的にこの機会に変えなければなりません。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年4月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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