祝 ご結婚:よそはよそ。別に違いがあってもイイんです!

2018年05月25日 11:30

5月19日、イギリス王室のヘンリー王子の結婚式がありました。
日本でも、週末はテレビも、そして新聞もおめでたいという記事で溢れていました。

報道を見て、「ヘンリー王子」という見出しや、「ハリー王子」と書かれた見出しがあるのに気付きました。
「ハリー王子」というのは通称で、「ヘンリー王子(サセックス公爵ヘンリー王子)」が正式名称。
なので、私は「ヘンリー王子」と言うことにします。

さて、ロイヤルウェディングということで、華やかさがありますが、今回はそれに加えて、お相手がアメリカの人気女優メーガン・マークルさんということで、二重にも、三重にも話題になっていました。
メーガンマークルさんは、アメリカの人気ドラマ「スーツ」をはじめ、様々な活躍をしてきた有名女優でした。

イギリスでは、まだまだ国民に「白人至上主義」が存在します。ですから、イギリス王室に入るお妃様としてはかなり異例と言われています。
というのも、メーガン・マークルさんは、お父さんはヨーロッパ系の白人、お母さんはアフリカ系の黒人で、純粋な白人ではなく混血になります。
他にも、離婚歴があることや、宗教では、英国国教会ではなくて、カトリック教徒なんですね。※1
そして何よりも女優であり、年上というようなですねもう話題に尽きない人といえるわけです。

また、これまではアメリカ国籍でしたが、これから先、イギリス国籍を取得する為に、一般の方と同様に「life in the UK」のテストも受ける予定とのこと。

いずれにしてもこれらの話題に対して日本の報道を見ていると、「イギリスは開放的で羨ましい」的なことを言ってる人が何人もいました。

「うらやましい」とか「イギリス王室の改革」などと言って、暗に何かと比較してるような言いぶりでしたが、何かとは言わない。
言外に比較をしているのは、日本の皇室であると、私は「間違いないな」と思いながら聞いていました。
何やらその裏返しとしては日本の皇室は「保守的」とか「閉鎖的」と、言わんとしているような感じにも聞こえました。

私も子供の頃には、「うちはうち、人は人」よく言われました。
それぞれ経緯も歴史も文化も違うから、「全然違うでしょ」って思うんですね。

そこで私は、この機会に日本とイギリスの皇(王)族に関する違いを勝手に色々と広い集めてみました。

例えばパスポート。
日本の天皇皇后両陛下とイギリスのエリザベス女王は持っていません。※2
日本の場合、天皇皇后両陛下以外の皇族方は外交パスポートをお持ちです。イギリスもデリザベス女王以外のロイヤルファミリーはパスポートをお持ちです。
しかし運転免許に関しては、日本の皇族は全員が取得しなければいけませんが、イギリスでは女王陛下は取得しなくてもいいんです。また、ナンバープレートも同様に日本の場合は装着義務がありますが、イギリスの女王陛下には装着義務はありません。これは、女王陛下に関しては道路に関する規則と法律から除外されいるためだそうです。

次に所得税の納税について。
日本の場合、皇族といえども、一部の非課税項目を除き納税義務があります。しかし、イギリスでは長らく納税義務はありませんでしたが、納税方針に転換後は納税をするようになっています。

次に、仮に犯罪を犯した場合、天皇陛下は訴追されますが、エリザベス女王の場合は訴追されません。
「どちらが進んでいる?進んでいない?」っと言えば、「イギリスは何やっても逮捕されないの?遅れてるのでは?」っとこういう話になりますね。 

最後に余計なことを調べましたけれども、イギリスの王室では健康上の理由から「貝やエビ、ロブスターを食べてはいけない※3」とのことでした。
ご皇族の皆さんは、お召し上がりになってます。

「違い」は「違い」で、あっていいと思います。

※1 2018年3月6日に王室礼拝堂で洗礼式を執り行い、英国国教会に改宗を行なっていたそうです。
※2 国家元首の慣例により
※3 食中毒を避ける為に食べては行けないと忠告されてきましたが、現在は少し緩いルールへと変化しているそうです。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年5月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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