「ザ・世界仰天ニュース」で修学拒否などの再現ドラマがありましたが…

2018年05月30日 06:00

昨日(29日)放送された「ザ・世界仰天ニュース」はご覧になりましたか。

このような形で放送していただけたことに、時代の変化を感じています。

事件後、「アーチャリー」の名前は、マスコミによってネガティブな意味で拡散され、私とはちがう別の人格を持って一人歩きするようになりました。

マスコミの過熱報道と誤報−−−今でいうフェイクニュースによって、義務教育の「就学拒否」「入学拒否」などを受け、学校に行きたくても行くことができませんでした。

今回の再現ドラマは、わたしの人生の一部、学校に関するお話に焦点が絞られていましたが、実は就学の問題は、わたしの困難な人生のはじまりにすぎませんでした。

番組でもふれられていましたが、わたしはずっとひっそりと生きたいと願っていました。でも、それも許されることはありませんでした。フェイクニュースに打ち勝つためには自分で発信するしかないという理由もあり2015年に自分自身の人生を記した本を書きました。これが『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』です。

本を書いたことで、多くの新しい出会いが生まれ、読んでくださった方が友だちになってもくださいました。本を読んでくださると、あのときは麗華さんから見たらこうだったんだね、とマスコミによって作られた「アーチャリー像」とは別の私を理解していただけることが多いと実感しています。

今回の再現ドラマも、この本と、新たにインタビューでお答えした内容が元となっています。

つい先日、この『止まった時計』の文庫版が、講談社+α文庫から発売されました。
紹介文にはこう書かれています。

「オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から20年。あの頃、教祖・麻原彰晃の後継者としてメディアを賑わせた、ひとりの女の子を覚えているだろうか。

アーチャリー正大師、当時11歳。社会から隔絶された地に育った彼女は、父の逮捕後も、石もて追われ、苦難の道を歩んだ。アーチャリーとしてではなく、松本麗華として、これまで歩んできた「オウム」「父」「わたし」のすべてを明かすことに決めた。本書は、父の逮捕の日から止まっていた時計を、自らの手で動かそうとする苦闘の記録である」

実は、わたしの本を購入すると代金がテロに使われるとか、アレフにお金がいくのではないかとかという誤解を、今でもされている方がいます。わたしはテロなど人を傷つける行為すべてに反対ですし、オウム真理教から派生したいかなる団体とも関わりがありません。この誤解がいつかなくなることを願っています。

ぜひ多くの方にお読みいただければと思います。

止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記 (講談社+α文庫)
松本 麗華
講談社
2018-05-18

編集部より:この記事は、著述家、カウンセラーの松本麗華氏の公式ブログ「お父さん分かりますか?」 2018年5月29日の記事を転載させていただきました。オリジナルブログでお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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