走るのが死ぬほど苦手なのに、フルマラソン走ることになったわけ

2018年06月03日 06:00

よく小学校の頃にいたじゃないですか?
50メートル走、めっちゃ遅いやつ。

で、小学校の頃って、足早いやつしかモテないから、足遅い=モテないクラスタに入ってるやつ。

で、フィジカルだと無理だから、面白いキャラにポジショングする、みたいな。

それが僕です。

もうその頃からほんと、この「走る」って行為が嫌いで嫌いで、この非モテ人生を人生の最初に決定づけた50メートル走に関しては、憎悪しかないわけ。

それで良いおっさんになるまで、走ることをしないで生きてきたわけなんだけども、地元のパパ友と飲んでた時に、ノリで地元のマラソン大会に出ようみたいな話になって。

軽いノリで良いですね、なんて言ったもんだから、ほんとに走ることになっちゃって。10キロ。

走ってみたら

もう

地獄ね。

早く終われよ。もうしつこいよ。
って逆ギレしちゃって。

辛すぎて。

何これ、みたいな。何が楽しいわけ、と。

もう二度と走るか!って、ゴールした後に神に誓ったんですよ。

そんな僕だったんですが、先日うちの団体の寄付担当が嬉しそうに言うんですよ。

「代表、やりました!東京マラソンの寄付先団体に選ばれました!」って。

「へー、それは何?マラソン主催してくれる団体が、寄付してくれるって言うこと?」

「東京マラソンには、チャリティランナーっていう、寄付すると走る枠がもらえる仕組みがあって、その寄付がチャリティランナーが選んだ寄付先団体に行くんです。だから、チャリティランナーの人に選んでもらわないといけないんです」

「へー、面白い仕組みなんだね。いずれにせよ、ありがたいね」

「ええ。なので、代表。走ってください」

「え?」

「だから、代表も走ってください。マラソン」

「え、全然意味わかんない」

「だって、マラソンで寄付を頂く立場なのに、自分は走らないって、意味分からないですよね?」

「え、それ論理的に繋がってないし、意味分からないのは君だから」

「えぇっ!?ノーベル賞とった山中教授だって、マラソン走って寄付を集めて、頑張っている自分の姿を見せて、寄付を集めてるんですよ。代表だって、マラソン走って、フローレンスへの寄付を訴えてくださいよ」

もう、自分顔面蒼白ですよ。

会議室で僕以外全員、「え、この人何言っちゃってんの」っていう顔で僕のこと見るんですよ。

「当然、経営者だったら組織のために走るでしょ」みたいな。

僕の小学校生活が足が遅いことでどれだけ辛かったか、なんてお構いなしで。

10キロ走って死にかけたおっさんが、42キロ走れるかっつうの。

無理でしょ、どう考えても。

「この件は、慎重に議論を重ねて、多角的に検討していこうか…」

と僕がシメかけたところ、

「代表、寄付によって多くの医療的ケア児の親子が救えるんですよ。苦しい環境にいる親子を救うのが、我々の仕事じゃないんですか」

と社員。

ああああああああああああ。

何かがせり上げてきて、一言呟きましたよ。

「走ろう・・・」

そして、決まってしまいました。

人生初のフルマラソン出場が。

人生で絶対に味わいたくなかった、フルマラソンが。

今から超絶憂鬱ですが、頑張って生きていきます。

駒崎かわいそうに、ちょっと応援してやろうかな、という方は、

【喜びの報告!】 東京マラソン2019チャリティ事業の寄付先団体に初選出

に詳細書いていますので、良かったら7月2日からオープンになるチャリティランナーになって、寄付先にフローレンスを選んでください。

そして僕と一緒に走りましょう!!!(走れるかどうか分かんないけど)

東京マラソンで、僕と握手っ!!!(走れるかどうか分かんないけど)


編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2018年6月2日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。

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駒崎 弘樹
認定NPO法人フローレンス代表理事

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