未来のタクシーはもしかして◯◯になる?

2018年06月06日 11:30

先日、私が出演しているテレビ番組、「ももち浜S特報ライブ(テレビ西日本)」で「タクシーが無料化?!」というニュースが報じられました。

これは、株式会社nommoc(本社:福岡市)が平成31年(2019年)3月から福岡市内でサービスを始めようと準備をしているというニュースでした。

タクシーが無料化!』と思えるかもしれませんが、このサービスは厳密にはタクシーではありません

このサービスは、乗客に合わせたターゲティング広告を車内で配信することで、収益を上げ、その代わり乗客は無料で乗車できるという仕組みです。一般的なタクシーは、乗客から運賃を払い受け、目的地まで運ぶことので、今回のサービスでは乗客からは料金を払い受けないので法律上、タクシーとは違う訳です。

 乗客はあらかじめ、個人情報やアンケートを事前に登録をします。その後、乗車場所と降車場所をアプリで登録

例えば30歳の女性が銀座まで乗車する場合。乗客の目的地が銀座ですので、車内ではあらかじめ把握した乗客の情報と乗降場所をから、乗客にマッチした銀座のグルメ、あるいはファッション、今やっているキャンペーン、イベントなどの情報を厳選して配信

このような仕組みによって、広告主は高い広告効果が期待できることから、運転手は広告依頼主から広告料(収入)を得る。したがって乗客は無料で乗車できる。このようなビジネスモデルとなっています。

うまくいくビジネスかどうかは私にはわかりませんが、、新しいビジネスモデルを始めようとすることは、ぜひ実現して欲しいと思います。また同時に、役所や行政が妨害しないでほしいとも思ます。

役所や行政の妨害っていうのは何かというと、新規参入が認められないというようなケースで言われることも多い、岩盤規制などです。

今回の場合、安全性に関しては十分に考慮しなければいけません。人が乗るわけですから、そういう意味の社会的規制は必要だと思います。

しかし、「タクシー業界が困る」などの競争的規制はやるべきではないと思います。

この10年ほどの間に、アメリカではタクシー台数が激減をしています。そのタクシーを凌駕してきたサービスが、ウーバーというサービスでした。

ウーバーは、安心で安全で便利なサービスで爆発的に広がりました。
ウーバーはスマートフォンに乗客と運転手がそれぞれ登録し、この両者をマッチングさせるサービスです。これにより乗客と運転手の双方は、相手の名前や運転態度・乗客のマナーなどの各種情報を把握することができます。また、道はナビで双方が共有し、運賃はクレジットカードや口座引落しで対応。このことでタクシーに乗車する不安を払拭できるほか、運転手は安全運転や丁寧な接客をしないと乗車してもらえないし、乗客はマナーが悪かったら乗車できないなどのお互いがお互いを評価する方法で、双方がマッチングされることから、他のタクシーより安くて安心で便利と受け入れられました。

日本でウーバーはあまり広がりませんでした。
何故ならば日本の法律上、ウーバーのサービスは白タク扱いになってしまったからです。

 日本のタクシーは接客態度も基本的には良く安全だというのがあります。しかし、これから先、AIの時代、自動運転時代が訪れた時、タクシー業界も追い込まれていくと想像されます。このことから、今回のビジネスモデルなどを参考にしながら、どんどん良い競争で進化してほしいと願っています。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年6月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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