安心・安全が第一。そのためには?:新幹線事故・事件

2018年06月16日 11:30

一昨日、私が福岡のテレビ西日本の「ももち浜ストア特報ライブ」に出演中に、山陽新幹線の博多ー小倉間で人身事故発生のニュースが飛び込んできました。

速報では、“新幹線の先端部分が大きくへこみ、血痕が付着している”という事でしたが、詳細がわからず、「果たして人身事故なのか?」と思いました。 

博多方面に向かう別の新幹線運転士が、対向列車の先頭車両に異常を発見し、総合指令所に連絡、その後、新下関で臨時停車し、事故が判明したという事でした。

当該の新幹線運転手は、過去に小動物がぶつかった経験があり、何かにぶつかったようには思うが、安全には影響がないと判断して走り続けていたという経緯から、「気づかないものだろうか?」と私は思っていました。 

実は収録後、熊本で夜の講演が入っていたから為、私は博多駅からそのまま九州新幹線で熊本に行く予定でした。

しかし博多駅に到着すると、駅は人でごった返していて入場規制されていました。 

幸い、熊本・鹿児島方面へは運行はされていましたが、私が予約していた新幹線は運休となるなど、ダイヤは乱れていました。そして、その後到着した最初の新幹線に乗車し、上りホームに停車している新幹線の中を覗くと、「時間を気にする人」「目を閉じる人」などがたくさんいました。その状況を見て「これは大変なことになっているな」と改めて感じました。 

また先週6月9日に発生した、新横浜発の下り新幹線車内で、男が刃物で女性を襲い、助けに入った男性が死亡する、痛ましい事件もありました。 

飛行機の場合は、搭乗ゲートに進むまでの間に保安検査があります。

当然ですが、手荷物および身につけている物を検査されるわけですが、鉄道では今まで保安検査などはしてきませんでした。しかし、今回の事件を踏まえ、テレビなどでもは保安検査の必要性が報じられています。

世界を見渡してみれば、イギリスーフランス間のユーロスターや、スペインのAVE、そして中国高速鉄道など、日本の新幹線に相当するような高速長距離移動の鉄道では手荷物検査などの保安検査が行われている国もあります。

今後日本でも、こうした手荷物検査などを求める声も出てきそうです。

私は実際に、イギリスーフランス間のユーロスターに乗ったことがありますが、国境越える事を考えると仕方ない事だと思いました。 

新幹線は、『駅に着いてそのまま乗れる』『待ち時間がない。』『チェックインに30分早く行くというようなことがなくていい』というのは最大の利便性だっただけに、手荷物検査などが必要になると、本当に残念です。

2年前には新幹線の中でガソリンをまき、焼身自殺を図った男性の巻き添いで女性がなくなるということもありましたね。

私は新幹線を本当に頻繁に利用するので、よく判りますが、事件以降、警備員や車掌さんによる巡回が明らかに頻度が多くなっています。また防犯カメラの設置などもJR東海は進めていますが、このような事件が続くと、安全対策にどんどん費用がかさみ、それがコストの高い社会を組んでいく、結果として当然ですがそれは乗車券運賃に反映されていくという悪循環になってしまいます。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年6月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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