筆頭副知事の交代で、「舛添カラー」人事の完全払拭へ

2018年06月27日 11:30

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

小池知事 多羅尾総務局長を副知事に選任へ 川澄氏は退任 /東京(毎日新聞)

副知事登用が予定される多羅尾光睦氏(産業技術大学院大学サイトより:編集部)

昨日の議会運営委員会にて、副知事人事に関する新たな議案が小池知事より提出されました。

現在の筆頭副知事である川澄副知事を退任させ、後任に現総務局長である多羅尾氏を充てるという人事案です。

基本的な事項をおさらいしておきますと、都庁の人事は知事の専任事項であるものの、「副知事」だけは議会承認が必要になります。

「副知事」は最高4人まで置けることになっており、3人までを都庁内の生え抜き職員から、4人目を民間から改革のために抜擢する、というのが石原都政時代の慣例になっていました。

石原知事時代の浜渦副知事、猪瀬副知事(いずれも当時)あたりが、民間登用された副知事ですね。

小池都政になってから民間登用された副知事がおらず3人体制となっており、4人目は「空席」状態です。

なお、副知事は英語でいうと「Vice Governor」であることから、都庁内では偉い順に(副知事の中でも序列がある)V1、V2、V3などと呼ばれてます。

なんだか仮面ライダーみたいで格好よいですが、現在のV3はライダーではなく猪熊さんであります。

小池知事は就任後、V1(筆頭副知事)を除く2名の副知事を交代させており、V1に残っていた川澄副知事だけが唯一、舛添知事が任命していった「置き土産」とも言える存在でした。

約2年で筆頭副知事が交代というのは、前任の筆頭副知事であった安藤氏が10年以上もその地位を務めたことを考えると、短いという気がしなくもありません。

多羅尾総務局長は、都庁内改革のキーマンとして小池知事を支えるなど、小池知事の「腹心」とされている人材です。

人事交代の理由は詳らかにされておりませんが、副知事人事をさらに自分よりの人材で固めることにより、求心力を高めていく狙いがあるものと思われます。

副知事任命権というのは、都知事が持つ強力な権力の一つ。

行政の連続性などの観点から、時にトップを諌めることもサブリーダーの役割ではあるものの、そういった役回りはますます期待することが難しくなるかもしれません。。

とはいえ、多羅尾総務局長はキャリア・実績・年次ともに申し分なく、いわゆる「抜擢人事」ではなく順当とも言える処遇であり、反対するほどの理由もないことから本日の本会議では賛成する予定です。

父島行き飛行機から“天敵”排除 小池一派の不可解な言い訳(日刊ゲンダイ) 

まあ「総務局長がどうしても飛行機でいかなければならないから」という理由で、今月末の小笠原行きの飛行機から降ろされた人間としては、その総務局長が直前で人事変更されるのは複雑な気持ちですけどねっ!(笑)

今回の人事で都庁内にどのようなパワーバランスの変化が起こるのか、これまでの総務局長が主導してきた2020改革プランはしっかりと実現されるのか。

引き続き注視し、ご報告していきたいと思います。

若狭さんを副知事に」なんて説が飛び交っていた2年前を懐かしく思いつつ…それでは、また明日。


編集部より:この記事は東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年6月26日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。

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音喜多 駿
東京都議会議員(北区選出)

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