「費用対効果抜群論」のウソ:NewsPicksの「さよなら、おっさん」

NewsPicksの「さよなら、おっさん」広告問題。Facebook上で満腔の怒りを叩きつけたうえ、燎原の火のごとく燃え広がる国民の怒りをITmediaの連載で代弁した。

【おっさんの何が悪い Newspicksの広告がひどすぎる】

NewsPicksの広告「さよなら、おっさん」はいけない。「こんにちは」である

やや滾りが足りなかったが、一応、言いたいことはほび言った。ただ、大事な論点が抜けていた。この広告に対して散見された「賛否あれど、あれだけバズったら広告の効果はあったのでは?」という意見である。笑止千万の妄言である。この欺瞞に満ちた言説に対して、無慈悲な鉄槌を打ち付ける。これぞ、PV、拡散至上主義の罠である。

私は、NewsPicksは大きなものを失ったと思っている。信頼性である。ジャーナリズム、ウェブサービスに携わるものとして「ない」と感じさせるような汚点を残してしまった。多様性の否定、レッテル貼り、二項対立の煽り、新しいスタンダードをつくろうと言いつつもこのサービスが従来のスタンダードに縛られている残念さなどである。そもそも、これで世の中騒がせようという発想自体が3流であり、こじらせたおじさんそのものだ。

怒りが高まり「こんにちは、おっさん」という中高年のあり方、多様性を考えるイベントまで企画してしまった。詳細をお楽しみに。

というわけで、私の中でNewsPicksはますます必要のないものであり、関係者、支持者含めてどうでもいい存在になってしまった。さよなら、NewsPicks。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年6月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。