ベンチャーキャピタル「NOW」設立!

2018年06月30日 11:30

ちゃんと書こうとしてたら遅くなってしまった。先日リリースが出ましたが、ベンチャーキャピタル「NOW」を立ち上げました。これまで個人エンジェル投資家として60社以上のスタートアップに投資してきましたが、エンジェルのスタンスはそのままに、もっと起業や投資支援をコミュニティやプラットフォームにしたい。本当の意味での生態系を作りたい。という思いで、あえてファンドという形にしました。今後はNOWを通じてスタートアップ投資・支援をしていきます。

プレスリリース: 連続起業家・家入一真と、日本を代表するベンチャー企業経営者らによるシードラウンド向けベンチャーキャピタル「NOW」設立。第一号として、最大50億円規模のファンド組成へ。
たくさんの取材もしていただきました。ありがとうございます:
The Bridge: 家入一真は50億を「若き怒り」に投資するーー新VCのNOW、企業経営者らと創設
Techcrunch: 連続起業家の家入一真氏らが50億円ファンド設立へ、「僕たちはエンジェル投資家のスタンスを貫く」

NOW共同創業者の梶谷さんとは10年以上の付き合いでして、思えばペパボが上場を目指し始めた2005年頃の主幹事証券会社の若手担当者だったのでした。他の証券会社の担当の方々が皆おじさんであまりネットのことをわかってない感があった中で、彼は若手起業家や新しいサービスをよく知っていたことから彼の証券会社に主幹事をお願いしたことを、今でも思い出します。

証券会社からいくつかのスタートアップのCFOを経て、新生企業投資でベンチャーキャピタリストとして活躍をしていた梶谷さんと昨年末に久しぶりに飲み、起業家にかける想いなどで意気投合し、そこから一気に話は加速し半年強の準備期間を経て今回のリリースに至りました。

Livertyやリバ邸などのコミュニティを作り、そこからたくさんの起業家が生まれてくれたことや、またCAMPFIREをやっていることもあり、ありがたいことに若い起業家や起業家志望の子たちが毎日のように僕に相談をしてきてくれます。その中で関わりがある子たちに「やってみなよ」と出資や応援をしてきたところ、気づけば60社近くにもなりました。やはり僕にはエンジェルラウンド、シードラウンドが向いてるな、好きだな、と感じます。

一方で梶谷さんは前職でミドル・レイターの投資やファイナンスを経験として持っている、これまた起業家想いの、曲がった事が大嫌いな熱い男です。僕が得意とするところ、彼が得意とするところ。一緒にやることの意義は大いにあると感じました。ここに、投資先のクリエイティブ面のアドバイザーとして、絶大なる信頼を置いている高木新平が加わりました。

人に投資する。起業家の原体験に投資する。エンジェル投資家ってそういうことだと思っています。事業もまだない、チームもまだない中で、何を信じるのか。それは圧倒的に「人」であるべきだと思っています。「若き怒り」に僕は投資したい。ともに怒りたい。

起業家・経営者として40間近になった僕らの役割とは、上の世代からもらったバトンを、次の世代に渡していくことなんだと思っています。それは恩みたいなものだったり、お金だったり、思想だったり、機会だったり、居場所だったりするんだろう。さよなら、おっさん。それこそが本当の意味での生態系、エコシステムなのだと信じて。

  1. 人に投資する。原体験から生まれる、起業家の物語に投資する。打算的にマーケットに張ることはしない。エンジェル投資家とは、自身も起業家であることから、常に起業家側にたち、信じ、共に歩む存在である。起業家が打席に立ち続ける意思のある限り、支援し続ける。
  2. 居場所を多様化する。100年後の人類にとっては当たり前になっている可能性のある、居場所をつくる起業家に投資する。投資を通じて、さまざまな生き方を肯定できる世界をつくる。 また、起業家を孤独にさせないために、リバ邸やコワーキングスペース、イベントなどを通じてコミュニティを形成していく。戻って来られる”居場所”があることで、人は挑戦できる。
  3. 経済を民主化する。インターネットの革命とは、あらゆる権威を解体し、すべてを個の手に取り戻すことである。いま各所で生まれつつある個を中心とした“小さな経済圏”をエンパワーメントし、それらを社会標準にしていくことで、20世紀の大きな経済をアップデートしていく。NOWは、ポスト資本主義の生き方・国家を支えていくファンドになる。

NOWだからこそできる起業家への価値提供のアイデアは、水面下で色々と進めています。ある意味ベンチャーキャピタルの枠を超えていくものになるのかもしれません。拠点も作ります。CAMPFIREとの連携もやります。小さな火を灯すための資金集めの手段は、もっと多様になっていくべきだと信じています。

映画監督のヒッチコックは「自身の最高傑作は?」と聞かれてこう答えました。「Next One.」と。これは起業家にも通じる姿勢ではないでしょうか。課題だらけのこの世界で、現状に怒り、模索しながらも次の一手を打ち続ける起業家を僕は支援したい。「Next One for the World」の頭文字で「NOW」なのです。

「過去に囚われず未来を恐れず今を生きろ」とは僕の大好きな仏教の教えでもあります。伊藤穰一も「フューチャリストではなくナウイストたれ」と言いました。

最後に、今回の取り組みに賛同してくれ、LP・メンターとして入っていただいた、
20代前半からの長い付き合いになる、同世代起業家仲間であるGREE田中さん、ドリコム内藤くん。
エンジェル投資仲間のフリークアウト・ヘイ社佐藤くん。
「NOW投資先企業の成長を創業期からIPO含めたEXITまでファイナンス周りで応援、アドバイスしていけたらと思ってます!」と熱いメッセージをくれたマイネット嶺井さん。
若干28歳でマザーズ上場を果たしたGameWith今泉くん。
ハッチェリーなどベンチャーインキュベーションを長年行なっている都築学園グループの都築明寿香さん。

NOWというネーミング、コピー、全体のクリエイティブを担当してくれた高木新平。
初期のコンセプトから一緒に関わってくれて、素晴らしいロゴにまで落とし込んでくれたタカヤ・オオタ氏。polcaに引き続き、絶対にこの人以外は考えられないと、いう気持ちでした。
理念を体現するサイトを作ってくれた中江亮さん。進行管理をしてくれた宮川涼さん。
素敵な写真を撮ってくれた神藤剛さん。

皆さんのおかげで立ち上げまでこぎつけられました(むしろこれからだけど)

本当にありがとう。

VCの諸先輩方、そして投資先の皆さま、ぜひ学ばせてください。頑張ります。

NOW “Next One for the World.”
プレスリリース:
連続起業家・家入一真と、日本を代表するベンチャー企業経営者らによるシードラウンド向けベンチャーキャピタル「NOW」設立。第一号として、最大50億円規模のファンド組成へ。
記事:
家入一真は50億を「若き怒り」に投資するーー新VCのNOW、企業経営者らと創設
連続起業家の家入一真氏らが50億円ファンド設立へ、「僕たちはエンジェル投資家のスタンスを貫く」


編集部より;このエントリーは、株式会社CAMPFIRE代表取締役、家入一真氏のブログ 2018年6月29日のエントリーを転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、「Ieiri.net」をご覧ください。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
家入 一真
起業家、株式会社CAMPFIRE代表取締役社長

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑