昨日はアメリカ自由と平等の日!でも今は皮肉だなぁ

2018年07月05日 11:30

7月4日はアメリカ独立記念日です。

1776(安永5)年にアメリカ独立宣言が採択された日で、アメリカでは祝日でお休みです。

現在はドナルド・トランプという現状のアメリカを表しているといえるかどうか強烈な個性ある大統領を戴いているわけですが、この機会に、ざっとアメリカの歴史を振り返ってみます。

もともとアメリカはイギリス(グレートブリテン王国)の植民地13州でした。
本国イギリスが課税強化して取り立てがどんどん厳しくなり、アメリカは反発して、13のうちジョージアを除く12植民地が1774(安永3)年に代表者集会(大陸会議)を行い、本国イギリスに課税の緩和や自治権など和解を求めましたが、難航。

1775(安永4)年にイギリス軍と植民地民兵との間で紛争(レキシントン・コンコードの戦い)が生じます。
これが独立戦争と呼ばれるもので、1年余り続きながら和解を探りましたが至らないまま1776年にトーマスジェファーソン(後の第3代アメリカ大統領)らが起草したアメリカ独立宣言が採択されました。

その日が7月4日。
戦争は1781(天明元)年のヨークタウンの戦いなどでアメリカ民兵が優勢にことを進めて、最終的にイギリスがアメリカの独立を1783(天明3)年のパリ条約で認めます。

独立宣言採択の場所は、ペンシルバニア植民地のフィラデルフィアというところですが、そこにある独立記念館を実は去年、訪ねました。
これが外観です。

独立記念館_外観

この場所はもとはといえば、1749(寛延2)年に植民地時代のペンシルバニア州議会として作られたものでした。
フィラデルフィアは1790(寛政2)から10年間、アメリカの首都になったので、この独立記念館は当時の合衆国議会として議会が行われました。

会議場は1階に比べて2階が狭いので、よって2階で会議を行ったのが人数の少なかった元老院、

独立記念館_元老院

1階で会議を行ったのは人数が多かった代議院だそうです。

独立記念館_代議院

これが今の合衆国議会の上院・下院という呼び方になっていると訪れて初めて知りました。

こうやって振り返るとアメリカというのはそもそも他の地からの移民が大陸に来てそして原住民たちを追っ払いました。
その上で自分たちは居ついたが本国の圧政に耐えかねて「自由」と「平等」を謳って独立を宣言した。

===
アメリカ独立宣言(抜粋)
すべての人は生まれながらにして平等であり、すべての人は神より侵されざるべき権利を与えられている、その権利には、生命、自由、そして幸福の追求が含まれている
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そのアメリカが今は白人至上主義と思われるトランプ大統領によって治まっている。
歴史というのは皮肉です。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年7月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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