多くの人が敬遠するどしゃ降り雨旅行の知られざる魅力

2018年07月05日 11:30

こんにちは!肥後庵の黒坂です。

毎日、忙しく過ごしていますが、遠方から友人が遊びに来てくれましたので阿蘇山へ行ってきました。が、当日はあいにくのどしゃ降り…というか大雨というレベルじゃありませんでしたが…。

そんなどしゃ降りの中で旅行に出かけても、ろくなもんじゃないと思われるかもしれませんが実はそうでもなかったのです。今回は「雨の日の旅行」という逆張り戦略について真面目に考えてみました。

投資もビジネスも、そして旅行も逆張りで考える

「旅行 雨」で検索してみると、みんな反応は一様です。

「せっかくの旅行が雨で台無し」
「靴が濡れて最悪だった」
「屋内で楽しめるスポットにするしかない」

と、旅行の天敵であるかのような感じですね。

さて、ビジネスや投資の大原則に「逆張り戦略」というものがあります。大多数の人と逆の行動をすることで、大きなチャンスを掴むという考え方です。ビジネスについていえば、市場規模の縮小する出版業界に逆張りしたことで功を奏したCCC(TSUTAYA)の例があげられます。

また、リーマンショック時など、多くの投資家が「もう終わりだ」と悲観的な中で、「今は底値だからチャンス」とばかりに果敢に投資をしてその後の値上げで利益を掴む人を逆張り投資家といいます。

この「逆張り」という考え方は、旅行など日常的な行動でも当てはめることが出来ます。クリスマス時期にしゃれたレストランへいくと、予約が取りにくくメニューもかなり値上げされています。道中も混雑していますし、来店客も満席でなんだか落ち着きませんよね。

でも、クリスマスが終わって3日とか1週間ずらすだけで混雑やプレミアム価格を掴むことを回避出来るのです。お店側の視点に立ってみればよくわかります。クリスマス時期が終わると、一気に遠のく客足の中で来店してくれるお客はありがたい存在です。逆張り行動をすることで、お客側もお店側もありがたい、Win-Winの関係になれるわけです。

で、私は毎年時期をずらしてクリスマスを楽しむ「逆張り客」をやっています。多少日にちがズレたところで、レストランで食事をするというエンターテイメントが劣化するわけではありません。

旅行も同じです。多くの人が望むのは「カラッとした快晴、旅行の翌日も一日旅の疲れを癒やすことが出来る土曜日」ですよね?ここを逆張りの土砂降りの平日でいくわけです。

どしゃ降りの阿蘇山は素晴らしかった!

友人が来る数日前、私は屋内で楽しめるスポットも検索していました。が、上述した逆張り戦略でいってみようと決意し、友人と一緒に車を走らせて阿蘇山へ向かいました。

結論的には素晴らしかったですね。道中の山道は軽い土砂崩れが起きていて、険しい山肌の中にある美しさを感じたものです。そして何よりまったく人がいません。当日は平日ということもあったのですが、それでも観光スポットですからピークシーズンには道路も観光施設もかなりの混雑です。

が、しか~し当日はどしゃ降りで本当に自分たち以外には誰もいないのです。雨でも車の往来が激しい熊本市を離れて、阿蘇山に入るとあたかも人がいない世界に足を踏み入れてしまったような、そんな不思議な感覚に包まれます。

1000坪を超える巨大な阿蘇の火山温泉を楽しんできたのですが、いるのは自分たちだけ。雨で霞む雄大な阿蘇山に囲まれながらの庭園温泉は格別の素晴らしさと、貸し切り状態の贅沢さを堪能出来ました。

後半は雨も止んだことで、プチ登山を楽しんだのですが山の上から見る地上は霧が広がり、美しい夕焼けが反射して大変幻想的でした。これだけの自然をまったくの混雑なく、ありのままを楽しめたのですからどしゃ降りの阿蘇山は素晴らしいと思わされます。

霞の中の阿蘇山を歩く。他に誰もいない貸切状態の贅沢空間です。

雨でも旅行先のコンテンツが劣化するわけではない

旅行中の雨、誰もが回避したいと願う状況です。が、考えてみれば雨でも旅行先のコンテンツが劣化するわけではないんですよね。

雨でも観光施設は通常営業をしていますし、傘を差せば自然も楽しむことが出来ます。しかし、快晴の土曜日に出かけてしまうと多くの観光客でごった返していますから、人混みでゆっくりと落ち着いて見られなくなったり、道路の渋滞にイライラしたりと楽しみが半減してしまいます。

「旅行に行こうと思っていたのに雨か…延期しようかな」と思われることがあったら、ぜひそのまま出発することを検討してみて下さい。雨だからこその美しさ、人混みからの開放感を楽しむことが出来るかもしれませんよ。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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