異常気象は減らせないが「水害」は減らせる

2018年07月20日 11:30

西日本豪雨では、200人以上の死者が出た。こういとき「数十年に一度の異常気象」というと、ありえない出来事のようだが、集中豪雨は局地的な現象なので、ある地点で数十年に一度の豪雨は、全国でみると数年に一度は起こる。

「異常気象の原因は地球温暖化だ」という人もいる。それが本当なら、温暖化を防止すれば異常気象も防げるということになるが、それは本当だろうか。

異常気象は地球温暖化が原因か

水害の被害は小さくなっている。戦後最大の水害は1959年に起こった伊勢湾台風で、5000人以上の死者が出た。そのころは集中豪雨でも、数百人の死者が出ることは珍しくなかった。

次の図は気象庁の調べたここ100年の降水量のデータだが、1日200mm以上の大雨の回数は1940年代にピークを記録し、その後はトレンドとしてはやや増えている。1900年に比べると、最近は出現頻度が1.4倍に増えている。

この100年間に日本の都市部の平均気温は2~2.5℃上がったが、その最大の原因は都市化による「ヒートアイランド現象」で、地球温暖化の効果は1℃程度だと考えられている。少なくとも最近は「寒冷化」が起きていないことは明らかだ。

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池田 信夫
アゴラ研究所所長 SBI大学院大学客員教授 学術博士(慶應義塾大学)

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