甲子園高校野球の午後の試合は今年からナイターにせよ

2018年07月24日 12:30

夏の甲子園の問題で、いろいろの意見が出ている。今年の応急策と、恒久的な話とごっちゃになっているところもあるが、私は、今大会からでも、昼間の試合をやめてナイターに移すべきだと思う。

このことは私は去年以前からずっと主張しているのだが、避けるべきなのは、午後の第3試合と第4試合だ。これをナイターに移せばいいことだ。それを実際に京都大会で実行したようだ。

当初は午前8時30分から順に4試合が行われる予定だったが、最近の記録的猛暑による選手や審判の健康面が考慮され、第3試合が午後1時30分、第4試合が午後4時開始の予定だったが、第2試合の後に休憩時間をはさみ、第3試合を午後4時、第4試合を午後6時30分開始に遅らせたそうだ。

私は第3試合の開始はもう30分ないし1時間遅らせても良いと思う。

難点は結局はテレビ中継だけだろう。とくに大阪の朝日放送にとって気の毒なのは、たしかだ。そんなものは本末転倒だが、あえて、現実的な解決方法を提示すれば、ある程度の試合をNHKがテレビ朝日系の放送がある地域では中継しないことにすればいいのではないか。

それから、恒久的なあり方としては、ドーム化の問題がある。これは、過去において、検討されたことがあるが、高校野球界から「青空の下でプレーできなくなり、高校野球に相応しくない」との反対論が続出していたのである。このことは、Wikipediaの甲子園球場の記事にも載っているよく知られた事実だ。もしなんなら、可動式の屋根にすればいいことだ。

なかには、大阪の京セラドームでやればいいというひともいるが、それは、聖地としての甲子園の価値を理解しない人のいうことだ。

かつて、記念大会で西宮球場を併用したとき、どれだけ西宮球場組ががっかりしたか。
野球でなくとも、高校のブラバン大会が立正佼成会普門館が耐震問題で使えなくなっただけでどれだけの人が悲しんだか。場所とか施設を通じて人々の思いが歴史に伝えられることの価値を認めない人の気持ちが理解できない。

ただし、たとえば、長雨によって日程がタイトになったときには、二回戦以降なら緊急避難的に京セラドームを使ったほうが無理がないかもしれない。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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