翁長知事の訃報と、ヤンバルクイナを目撃した沖縄での思い出

2018年08月09日 11:30

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

かねてから体調不良が心配されており、日中には辞任という報道も流れていた沖縄県・翁長知事ですが、現職のまま逝去されたことが報じられました。

あまりにも早すぎる死に驚くとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

沖縄にはこれまでそれほど縁がなく、議員になる直前に一度だけ旅行に行ったことしかないのですが、この機会に沖縄についての想い出などを。

学生時代から「日本全国を車で回る」ことが趣味(?)の一つだった私にとって、道がつながっていない北海道・沖縄は遠い地であり、沖縄が最後に残った都道府県になっていました。

政治家・議員になったら長期旅行に出ることもなかなかできないだろう、行くなら今しかない!と有給を取って向かった初秋の沖縄。

中途半端な時期に加えて、メインの目的地は「高江」

※高江
ヘリパット問題で、24時間座り込み反対運動が行われている政治的係争地域。一部では「日本最大の係争地帯」とも呼称される

当時から政治クラスタであった私は、周囲から「政治家を目指すなら、高江の実情は見ておくべきだ!」と言われ続け、そこを見に行ったわけですね。

付き合ってくれる友人がいるはずもなく、現地の友人(小学校時代の同級生)を頼って単独で沖縄へ(苦笑)。

東京で過ごした小学校時代の一時期を除き、幼少期からほとんどの時期を沖縄で過ごしている友人と、彼女が連れてきてくれたもう一人の友人(こちらも生粋のウチナー・沖縄県人)から、

「一度も行ったことがない」
「沖縄県人でも普通の人なら、行こうと思わないんじゃないかな…」

という話を聞きながら、レンタカーを飛ばして高江の座り込み現場へ。

確かに東京都民だって、国会議事堂のデモに参加したことある・見に行ったことのある人の方が少ないよなあ…と。

特に何もない「普通の日(?)」とあって、バリケードが築かれ座り込みをする人たちが生活をしている気配はあったものの、大きな騒音をあげることもなく平穏な様子。

バリケードにカメラを向けていると、

「おーい、撮るのはかまわないけど、俺達の顔は映さないでくれよな」
「東京から来たのか?それはまた…」

というような声をかけられ、険悪な空気は感じられませんでした。

365日座り込む「闘志」たちも、案外と普通の人間なのだな…と思ったことをよく覚えています。同行した友人二人も

「もっと怖いところで、殺伐としていると思っていた」
「思ったより普通の雰囲気で拍子抜けした」

と感想を述べておりました。

で、その帰り道。

少し道に迷って脇道にそれて止まっていたところで、車の外に「ヤンバルクイナ」を発見!へえ、沖縄には本当にいるのね、なんて思っていたら、友人二人が絶句している。

「…初めてみた!」
「ヤンバルクイナなんて、滅多に実際には見られないんだよ!!」

そ、そうなのか…!

慌てて車内からカメラを向けるも、ヤンバルクイナは森の奥へ。

そんなことを含めて、非常に想い出深い沖縄訪問になりました。

…だから何、というわけではないのですが。約4日間の沖縄滞在で私が現地の話を聞く限りでは、基地問題については

「辺野古への移転が現実的」
「基地経済があるのも事実だから、どこかで折り合いをつけるしかない」

という意見の方が多かったですし、反対運動だけでなく「賛成運動」のノボリを見かけることもありました。

こうしたバックグラウンドが私にあり、基地問題については翁長知事とはスタンスが異なるわけですが、一つの民意の代表者として文字通り命を賭して闘った政治家に対しては、心より敬意を表したいと思います。

9月に沖縄県知事選という大きな政治スケジュールが入ったことにより、今後の政局に大きな影響が出てくる可能性もあります。

ご冥福を心よりお祈りしつつ、沖縄のよりよい未来のために、今後の動きを注視していきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年8月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。

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音喜多 駿
東京都議会議員(北区選出)

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