甘い!強制性犯罪に国費で任意の治療?

2018年08月15日 11:00

8月5日の産経新聞に「性犯罪の出所者らに国費で薬物治療」という見出しの記事を発見しました。

性犯罪の出所者らに国費で薬物治療 受刑者任意で来年度から実施へ 再犯防止へ整備

刑法犯罪というのはいろいろありますけれども、その中でも再犯率が高いものは服役して出所した後に国費で治療などを行う方針との内容です。

再犯性が高い犯罪例として
・強姦(現「強制性交」)
・強制猥褻
・窃盗
・覚醒剤の使用
・詐欺
などが挙げられています。

記事によりますと、1995年から2014年の20年間に当時の強姦罪で再び刑務所に収容された受刑者のうち、過去に27. 7%が強姦罪で、7. 3%が強制猥褻罪でそれぞれ収容されていたとあります。

合計すると35%が過去にも同じような罪を犯していて、そしてまた強姦罪で捕まって裁判で有罪となり刑務所に入ったということです。

強制猥褻は強姦と強制猥褻を足し合わせると40%を超え、さらに詐欺の場合は約50%、そして窃盗や覚醒剤となると70%ということで、一度、法を犯した人がまた同じような罪で収監されています。

今回はこれら再犯性の高い罪の受刑者は出所した後で住居に近い医療機関で認知行動療法(※)を国費で受けるよう来年度からスタートさせるという内容です。

※認知行動療法   行動と認知(考え)に焦点を当てて解決を目指す治療

ただ記事を読み進めてカクッと来てしまったのが「任意」とあったことで、すなわち本人の同意があってということです。まずは受刑者に服役中にこういった治療がしっかりと行われ、再犯に及ばないようにすることが大前提でしょう。

また、上記の再犯性が高いもののうち、強姦とか強制猥褻は他とは違うようにも思います。
被害者は通常、女性ですが、人権蹂躙も甚だしい犯罪です。

韓国ではいろいろ議論があったようですが、平成20(2008)年からレイプ犯は出所後にGPS(Global Positioning System。全地球測位システム)内蔵のアンクレットを足首につけることになり、再犯率は8分の1に減ったそうです。

韓国以外にもイギリス・フランス・ドイツ・カナダ・スウェーデンそしてアメリカなどでもGPSは採用されています。

服役を終えたということは罪を償い罰を受けたということでその後の人権はもちろんあります。
しかし例えばレイプで2回も服役した場合などは、日本でもGPSを採用してもいいのではないでしょうか?

全ての犯罪には被害者がいますが、レイプなどはまた別だと思います。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年8月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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