【米中、貿易戦争・第3弾】ついに50%に。大丈夫か?

2018年08月24日 14:30

8月23日から米中の貿易戦争がさらに悪化します。

すでに7月6日からアメリカは中国からの輸入品1002品目・340億ドル分に25%の関税をかけています。
これに加えて8月23日からは279品目・160億ドル分にもかけることになり、合わせて500億ドル、日本円で約5兆5000億円分にもなります。

中国も対抗措置としてアメリカからの輸入品に同じように関税をかけていますが、米中には差がありますから限界があります。
アメリカが中国から輸入している方が圧倒的に多く、中国がアメリカから輸入しているものの方が少ないので、中国が同じように関税をかけても限度があるわけです。
また今のところアメリカの景気が非常に良いので、米中間の我慢比べはアメリカが有利と言えます。

当面、トランプ大統領は11月に行われる連邦議会の中間選挙が念頭にあり、景気を良く、中国にも厳しくやっているというのは、選挙にとってプラスというふうに考えているはずです。

※11/6アメリカ中間選挙の改選数
下院全435議席
上院1/3の33議席

ただその中間選挙の11月、そして年末年始の世界経済を懸念しています。
というのは、先ほどの1281品目・合計500億ドル分の第1・2弾は、半導体や電子部品など未完成品が多いですが、しかしこうした部品で家電製品などが出来上がりますからやがてアメリカのそうした製品の値上がりにつながっていきます。

そして8月にはさらに強化された第3弾が発表されました。

今度は6031品目・2000億ドル分ということですから、日本円で約22兆円、今までの4倍にもなります。

しかもその中身は家具や化粧品・ハンドバッグ・帽子・水産品・野菜・果物などで、これらの多くは消費者が直接、買うものですから、アメリカの物価がどーんと上がる可能性があります。

この第3弾は9月から実施されるそうで、トランプ政権は言ったことと行うことが違うことがありますけれども、対中への制裁関税だけは言ったとおりに実行してきています。

この第3弾で中国からの輸入品の半分に25%の関税がかかることになります。
そうなった時、アメリカの経済はどうなるのか?
世界の経済はどうなるのか?

日本経済は否応なく世界経済に影響を受けていますから、心配です。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年8月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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