やっと置き勉OK。でもこれって中央省庁が決定権者?

2018年09月20日 06:00

文部科学省(文科省)が教科書などを学校に置いて帰ることができる”置き勉”を認める通知を近いうちに出す、というニュースを発見しました。

ランドセルメーカー「セイバン」の平成30(2018)年3月の調べでは、重たい時の平均は6kgにもなり、腰痛に悩んで整体で治療を受ける小学生もいるそうで、かつては教科書はB5サイズだったと記憶していますが、今はA4サイズで重たくなったことが背景にはあるようです。

体重の20%相当を背負うと腰へのリスクが高いという見解もありました。
小学生の平均体重は以下の通りで、6生は女子の方が、1年生は逆に男子が少し重いです。

小学生の平均体重(平成26(2014)年文部科学省学校保健統計調査から抜粋)

男子
女子
6年生 38.4kg 39.9kg
1年生 21.3kg 20.8kg

 

前述の「重たい時の平均6kg」というのは、教科書が4.7kg、ランドセル本体を足して合計6kgということで、一応、小学校1年生でも20%まではいかないようです。

ただ、毎年、入学シーズンは黄色いカバーをかぶせた新1年生を見かけますが、体に合わない大きなランドセルの中はずっしりと重たいのかなと思うとなんだかいたいけな姿に見えます。

小学生の時、ランドセルがどれほどずっしり重かったかは正直、全く覚えていませんが、高校の時の先生との議論は鮮明に覚えてます。

「なぜ毎日、全部を持って帰らなければならない?」
「宿題や予習・復習する分だけでいいじゃないか」
「自分で決めさせて」
と主張していました。

今も出張時の荷物はできるだけ少なくと考えますが、その頃からの性格のようです。

今回、文科省が全国の学校に置き弁を認める通知について、千葉市の熊谷俊人市長はこう言っています。
「本来ならば、市長や文科省から言われなくても、各学校が保護者と話し合いながら対応するのが筋だ」

全くそのとおりで、いちいち子供の通学の持ち物にまで文部科学省が口を挟むというのはおかしな国だという疑問が大事です。

都市部の街中で歩いて通う子供もいれば事実上のスクールバスで通う、山間を長い時間かけて歩くと、全国で状況は違うわけです。
地域や学校のそれぞれの方針のもとで判断すべきことでしょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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