防災対策:電気がなけりゃ不便なことくらいわかるでしょ?

2018年09月27日 11:30

先日の北海道胆振東部地震や関西などでの台風21号などの自然災害の教訓は「電気」と書きました。

2016/9/16「北海道地震や関西台風から改めて考える防災のヨウテイ」

病院など人命に特にかかわるような施設はすでに対策を始めていると聞きます。

ただ、電気が止まることでエレベーターや水道、トイレが使えないという状況は誰にでも起こり得ます。
今回の北海道地震で約9,000基、6月の大阪府北部地震の時にも5府県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)で約6万6,000基のエレベーターが止まったそうです。

近著『忙しい人のための死ぬまで太らないカラダの作り方』に書きましたが、4期目の衆議院議員時代は国会の事務室が議員会館の12階で、足腰を鍛える意味で1日1回は階段で上ることを自分に課していたりしましたので、今だったら10数階で暮らしていても上り降りは何とかできるかもしれませんが、しかしそれも年をとったらできなくなるでしょう。

体が不自由な方は端から無理でしょうし、12階でなく3〜4階でもエレベーターが止まったらどうにもならない人も多くいるのではないでしょうか。

これまではかっこいいと憧れだったタワーマンションですが、3〜40階になったらもう自信はありません。
仮に往復できたとしてもすごく時間かかるでしょうし、1日に何往復もは無理です。

地震は誰でもどこでも来る可能性がありますので、最低限の飲料水や簡易トイレを確保しておくことが重要です。

北海道新聞には、高層階のマンションのお年寄りに水を届けるボランティアを呼びかけた高校生の記事が載っていました。
地震直後の6日の午前9時半に呼びかけて行った素早い対応で、変なうわさも出たりしますがSNSはこういう使い方もあるのですね。

ここのところ他の地域の自然災害ニュースばかりの首都圏ですが、見舞われば首都圏こそが最も大変なことになります。
日本エレベーター協会の調べでは、首都直下地震が発災すると約3万基のエレベーターが停止、約1万7,000人が閉じ込められると想定しています。

エレベータ内閉じ込め
2013年12月「首都直下地震の被害想定と対策について」(中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ)

高層階に住んでいる人のみならず、自分の体は自分が一番わかるわけですから、本当にしっかり備えましょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年9月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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