都庁タダ貸し組合事務所面積を半減へ!

2018年10月03日 06:00

早いものでもう10月に入りましたね。今年の夏は、英国ロンドンを視察にいき女性参政権100年を調査研究してまいりました。
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▲英国国会前の公園に本年設置されたサフラジスト、ミリセント・フォーセット

サフラジェット」「サフラジスト」による運動には低賃金、重労働に甘んじざるを得ない、多くの貧しい女性工場労働者が携わっていました。
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▲女性労働者を巻き込んだ先鋭的な行動で参政権を加速化したサフラジェット、エメリン・パンクハースト

この当時誕生した労働組合運動が、労働者の賃金や身分を向上させてきたという歴史にも敬意を表すものです。

労働組合・組合運動は誰のもの?

しかしながら、労働組合及び運動があったにもかかわらず、マタハラ、パワハラ、セクハラが横行、女性が結婚して子どもを育てながら働き続けることが困難な時代が平成になっても続き、障がい者雇用も立ち遅れてきました。私自身、マタハラで退職を迫られ、その際相談した会社の組合が役にたたなかったという苦い経験があります。だからこそ、徹頭徹尾、理不尽かつ不遇な目に遭う立場の弱い労働者の味方であり続けてきました。

戦後の混乱から高度成長期を経て、日本の労働組合が、果たして弱い労働者の味方であったのか?個人的な経験からも疑問に思っておりました。戦後73年経ち、グローバル化が進み終身雇用制度から、実力が評価される労働の自由化が進んできております。若い世代はベンチャー企業を興し、新しい産業を生み出すイノベーションを起こしている事例は枚挙に暇がありません。労働者を守るために労働組合は真に機能しているのか、してきたのか疑義を抱いています。

保守政界・官界・財界の「鉄のトライアングル」に支えられた所謂政府与党(多くは議会与党)、革新政党・官公労・左翼市民運動や民間労組の「裏のトライアングル」に支えられた野合の衆のごとしナンデモありの野党連合。去る9月30日には、都民ファースト・共産党・立憲民主党・自由党の品川区長候補が惨敗してました。具体的にたとえてみれば、鉄のトライアングルが経団連とすれば、裏のトライアングルは連合(大企業)・官公労&自治労(公務員)といった大規模労働組合といったところでしょうか?

政府与党も経団連も、労働者の味方!弱者の味方!と標榜していないことについてはこれは嘘はついてません。一方の裏のトライアングルの労働組合はいかがでしょうか?弱者や労働者の味方のようなことを標榜し、苦しむ無辜なる労働者を扇動し、イデオロギー運動に巻き込み、また左派政党へ組織内候補を擁立して政治を牛耳っています。

マタハラ・パワハラも放置、障がい者雇用も進まなかった理由は大手労働組合は「労働貴族」であって、市井の労働者の痛みの解決については非常に冷淡であったのではないか。大労働組合は、その組織とその2割の労働者を守るものであり、これら組合をバックにしている野党政党(共産党・立憲民主党・国民民主党等)は庶民を守るものではない!と私は断言させて頂きます。

都庁舎は都民のものという自覚を

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▲バブルの塔と呼ばれし1990年竣工総工費1,569億円!の都庁本庁舎

かような見地から、私は江戸川区議会時代、江戸川区役所からもはやいつからタダ貸しか不明だったた労働組合事務所を指摘、適正賃料を徴収させるに至らせました。転じて都議になりましても、「ちゃんと賃料を取るように!」と平成28年第3回定例会一般質問にてしっかり指摘をしております(詳細「月額5300万×25年=160億円都庁舎タダ貸し?!」)。

なぜならば、貴重な区民や都民の税金で建てた区庁舎や都庁舎は役人のものではなく、区民、都民のものだからです。そこをタダで貸して、ましてや支援する政党や個人の候補の政治活動なんてされていたとしたらたまったもんではありません。基本は撤退頂くこと、使用するのであれば適正賃料を徴収することを求めるのは住民代表の議員としては当然の責務でありましょう。

先の一般質問から2年…上田お得意の定点観測で、キョーガクの事実が判明しました!!

上田指摘が功を奏し組合事務所面積が半減!!

2018年第二回定例会文書質問にて「5年前と現在の職員組合事務所の配置と面積」を確認しましたところ!

★2013年4月1日時点★
第一本庁舎:19階ほか8か所、第二本庁舎では10階ほか10か所の合計20か所を使用許可。
面積は合計 2,014.36㎡

★2018年4月1日時点★
第一本庁舎では23階ほか1か所、第二本庁舎では10階ほか11か所の合計14か所を使用許可。
面積は合計 1,085.49㎡

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タダ貸し面積 2,014.36㎡ → 1,085.49㎡ に減少!!

組合団体使用か所数 20か所→14か所 に減少!

面積はほぼ半減、組合団体は7割に減っておりました!!

職員団体の内訳を先の一般質問質問時点と現在を比較もしてみましょう。

★2016年3月1日都庁舎タダ貸し職員団体の内訳★
共済組合一覧

★2018年8月末都庁舎タダ貸し職員団体の内訳★
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13団体→10団体 に減少!!

面積も比較してみましょう

★2016年と2018年比較★
面積[㎡] 1,817.46㎡ → 1,085.49㎡  ▲ 731.97㎡
組合員数(推定)[人] 33,417人 → 30,769人 ▲2,648人
1人あたりの床面積[㎡] 0.0544㎡  → 0.0353㎡ ▲0.0191㎡

さて、前回調査では月額5,300万円相当のタダ貸し料は現時点いくらでしょうか…

★本庁舎の使用許可・貸付状況★
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新宿副都心の高層民間ビル床は坪3~5万円を推移していますが、ここは百歩譲りまして表の中にある、第二庁舎のコンビニ店への貸付料で計算をしてみます。

5,832,000(コンビニ月額貸付料)÷197.68㎡(コンビニ貸付面積)×(1,085.49㎡←10団体総床面積)
=32,024,371円

約3,200万円までタダ貸しを圧縮!!

本庁舎改築工事に伴って2,100万円分 731.97㎡を都民のための本来事業の床へ還元するととなりました!!!

お姐総括!

デモもストもない世の東京都労働委員会とは?!についても質疑をしております。労働組合・労働運動が自己目的化し、今の産業構造や新たな問題に全くついていってないというのが現状。ムリクリこの組織を活性化するのではなく、個々が法の精神を身に付け、知恵と知識をもって協力し合って理不尽なことと闘える社会が理想ですね。お姐が代表を務める地域政党自由を守る会の党是そのもの。

「あなたの自由も侵害しないけれど、私の自由も奪わないで欲しい。けれども、あなたの自由が奪われそうになったとき、困った時は徹底的に助け合いましょう。」 というのが理想的な社会だと思います。 わかりやすくいえば、 「困った時は助け合い、普段は互いの自由を尊重して、そっとしておく社会」。

未だ労働運動・組合の使命は残っていたとしても、そこを母体としながらも地域住民よりも役所や役人を守る野党政党は無用の長物!!

引き続きまして、全団体撤退か賃料徴収にむけて、動いてまいる所存です。


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年10月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。

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上田 令子
東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表

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