強い違和感。私は野党共闘に一度も賛成したことはない。

2018年11月02日 17:00

今回の新潟市長選挙における報道で、私の中原八一候補を応援する行動について様々な批判が寄せられた。「野党共闘に水を差す」「野党共闘にくさびを打つ」といった批判とともに「野党共闘側から当選した鷲尾氏」、「野党共闘を推進した鷲尾氏」等々の表現もあった。これらは全くの事実誤認であるので、ここで真実を明確にしておきたい。

2017年衆院選は新潟2区の構図は野党共闘ではない

前回の衆議院総選挙では新潟県にある新潟1区〜新潟6区のうち、私の選挙区である2区を除く全ての選挙区で野党共闘が成立した。私以外の野党の候補者は共産党からも推薦され、政策協定も結んでいる。一方で、私は全ての政党から推薦を受けず完全無所属を貫き、共産党は対立候補を擁立した。私の選挙区では野党共闘は成立していない。私は野党共闘側から選挙に出たことはない。これが真実なのである。

「野党共闘側から当選した鷲尾氏」、「野党共闘を推進した鷲尾氏」という表現は、全く事実に基づかない表現である。野党共闘側にいたことがないのだから、野党共闘に関して「水を差す」、「くさびを打つ」という表現は相応しくない。

私は1度たりとも、オール野党共闘に賛成したことがないことも明らかにしておきたい。

民主党を分裂させて野党共闘などおかしな話

森ゆうこ氏が当選した2016年の参院選でも、私は民進県連内で最後まで森氏推薦に反対した。共産党を含めた共闘に反対だったのはもちろん、森氏が民主党を分裂させておきながら、今度は野党結集を唱えると言うことに大いなる矛盾を感じた。さらに、2014年の衆議院総選挙で新潟県第5区へ鞍替え出馬した森氏が、米山隆一氏や菊田真紀子氏が参院選への立候補の意向を示しながら、彼らを猛然と批判し参議院へと更に鞍替えすることを許せなかったからだ。

同年の米山隆一知事が誕生した選挙に関して、私が全く動かなかったという事実についても申し上げておきたい。この選挙では、民進党県連が自主投票を決め、それに応じて連合新潟は自民党が推薦する候補者を支持した。ここで離党した米山氏を応援するのは、党としても連合新潟との関係上もおかしいと思ったからこそ、私は動かなかった。

米山知事を支える会派「未来にいがた」

私は党人として組織としての筋道や支援団体である連合との関係を慮り、動かないのが当然と思っていたのである。だがこの時も米山氏が勝てると見るや、同僚議員や党幹部はこぞって組織決定を無視した。同僚議員や党幹部のこうした場当たり的で筋の通らない行動を見るにつけ、慨嘆せざるを得なかった。こんなことでは政権は奪えないではないか。

そうした経緯があったが、当時の県連代表辞任に伴い、急転直下、私が民進党県連代表になったのだ。私が民進党県連代表になったのは、連合新潟との関係修復や、共産党との共闘を明確に否定するためにも私自身が県連代表のポストに就いた方が明確にメッセージを打ち出せると考えたからだ。

就任直後からすぐに、党本部や県連の有志がなし崩し的に支援して誕生した米山知事を、県連として支持する立場でまとめ、何より連合との関係修復に努める必要を感じ、米山知事を支える連合推薦議員の会派をつくることに尽力した。それが民進、社民統一会派「未来にいがた」である。ここにはもちろん共産党は入っていない。

当時、連合新潟会長とともに、報道取材に対して、「著しく理念政策の違う政党との連携は厳に慎むべき」と常に発信してきた。今でも変わることない私の信念だ。

先の新潟知事選では野党党首らが勢揃い(池田千賀子氏Facebookより:編集部)

野党共闘で政権交代を目指すのか

政権交代を目指す以上、政権運営が困難になることが余りにも明らかな野合は、たとえ選挙の為とは言え、やるべきではないのだ。民主党政権を経験した者として、政権与党の座を目指す組織としての体質自体を改善せねばならないのに、全く理念政策の違う政党と連携するなど、政権交代からの逆行でしかない。そう、選挙目当てでしかない。

昨年の衆議院総選挙では、支持率目当てに希望の党へ合流する同僚議員たちを横目に見ながら、私は毅然と党決定に反対し、離党届けを出して無所属で出馬した。希望の党から出馬意向の議員からは、無所属で出馬するのは共産党から支援をもらう為だと陰口まで叩かれたが、だからこそ無所属の出馬表明は最後に行い、もちろん共産党へ支援を求めなかった。

希望の党に参加しなかった私の陰口をたたき、希望の党で共産党と決別するはずだった同僚議員は、再度、態度を急変させた。無所属として出馬する見返りに、共産党から候補者を取り下げてもらったのだ。結果、さんざん野党共闘批判をしてきた私に対しては、共産党は対立候補を立てた。

それでよいのだ。私は一切ぶれていない。

「共闘の為の共闘」など、何の目的か意味不明

私は支持率目当てに軽々に行動することもなく、オール野党共闘に至っては国政においても明確に反対である。

いわんや、である。

市民目線さえ欠如した市長選挙における「共闘の為の共闘」など、何の目的か意味不明である。私がその枠組みに参加する理由がどこにあると言うのか?野党共闘を主導する国会議員は、共産党との共闘が崩れれば自分の選挙でマイナスに働くということが理由で共闘しているのではないか。

大義名分なき共闘を拒否して、市民のために有益と思う候補を応援するのは当然だ。


編集部より:この記事は、衆議院議員の鷲尾英一郎氏(無所属、新潟2区)の公式ブログ 2018年11月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は鷲尾英一郎の日記をご覧ください。

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鷲尾 英一郎
衆議院議員(無所属、新潟2区)

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